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トピック

機器ペインティング「象&サーカス」

2007/06/03

滋賀県守山市にある県立小児保健医療センターの小型放射線検査機器に、本学イラストレーションクラス学生がペインティングしました。

子どもにとって病院は、不安や恐怖がどうしてもついて回ります。検査や治療の中には、痛みや苦痛を伴うものも数多くあります。 もともとは無機的で殺風景な医療機器の表面に、楽しいキャラクターをペインティングを行いました。
このペインティングによって、病気と闘っている子どもたちを少しでも励まし、勇気を持ってリラックスして検査や治療を受けてもらえたらと思います。

コンセプト:「象&サーカス」

サーカスの象さんが玉乗りしながら院内を歩き回り、病室のきみのところに美味しいバスケットを届けます。

デザイン&ペイント制作:

イラストレーションクラス学生 4年 宮本 亜由美、川瀬 智子、 2年 南條 早紀

監修:イラストレーションクラス 准教授 田中 真一郎

本活動は、本学芸術文化交流センターの活動の一環で官学共同開発として取組みました。 完成写真を撮影するかたわらで、病院スタッフや患者の子どもたちから「何これ!」「すご〜い!」「かわいい〜!」と口々に好評を頂き、早くも院内の人気者になりそうな様子でした。 また、今後も院内の他の設備や壁にペインティングを行なう第2弾を計画中です。

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うしろ姿の写真はこちらをクリック

投稿者:田中 真一郎


トピック

2006後期 3年 銅版画/優秀作品

2007/02/27

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黒田さかえ先生の3年 銅版画授業の06年度後期の優秀作品です。
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【授業内容】(シラバスより)
この時代のなかで、何を見て、何を感じているのかを客観的に捉えてみる。
それらを自分の内に取り込み、そして思考する。そして手を動かし自分の表現を模索する。
イラストレーション(銅版画)の授業では各自の視点の発見とその時代を捉える感性を培い、ひとつの表現メディアとしての銅版画表現を通して自己の作品表現の幅を広げる。また自己の表現テーマについても思考する。

【06年度後期優秀作品】(50音順)

須ヶ原 文 さん 『song bird』 ————————————-

06KURODAsugahara.JPG

Copyright 2007 (C) SUGAHARA aya 禁無断転載

作者コメント:
ソフトグランドは勢いと思い切りが大事だとのアドバイスのもと、思い切って描いてみました。線や模様に変化が付いて、ハードグランドよりものびのび楽しく描けました。

黒田先生コメント:
ソフトグランドを多用し、銅版画特有の面白い線を活かした絵画的な作品に仕上がりました。歌っているうちに目がなくなったのかな?


新岡 良平 君 『視線』 ——————————————–

06rKURODAniioka.JPG

Copyright 2007 (C) NIIOKA ryohei 禁無断転載

作者コメント:
銅版画は新しく習う表現だったので戸惑いっぱなしでした。
この作品は、単語からイメージした世界を表現して、その単語をタイトルに据える、というような課題だったと思います。
目に映り込む世界を描き起こしました。
参考にした作家はM.C.エッシャーです。

黒田先生コメント:
根気の要る作業を、几帳面にかつ大胆に行って仕上げた個性あふれる作品ですね。ラインエッチング、アクアチント、ソフトグランドすべて上手く習得し自己表現できています。


人見 悠介 君 『ティータイム』————————————–

06rKURODAhitomi.JPG

Copyright 2007 (C) HITOMI yusuke 禁無断転載

作者コメント:
楽しんでもらえるようにといくつかのキャラを盛り込んで遊び心が出るように心がけました。こだわったところは線の強弱です。自由に作業できたので自分も楽しめました。

黒田先生コメント:
技術、構成力、動きのある画面作りなどとてもすばらしく、魅力ある作品に仕上がったと思います。

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投稿者:田中 真一郎


トピック

2006後期 3年 マチエール技法/優秀作品

2007/02/27

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宝永たかこ先生の3年 マチエール技法描画授業の06年度後期の優秀作品です
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【授業内容】
マチエールの面白さを利用したイラストレーション実習です。
キャンバスや紙とは違う質感を5種類のテクスチャージェルを使用して造り、それぞれの特性を生かしたイラストレーション制作を試みます。

【課題説明】
授業前半でのマチエール試作をふまえて制作。自分の好きな本を選びその表紙の為のイラストレーションを描き、最終的にはブックデザインまで仕上げてもらいました。
他にも良い作品がたくさんあり、選ぶのに苦労しました。


【06年度後期優秀作品】
(50音順)

川瀬 智子さん 『裏庭』 —————————————-
06HOUEIkawase.jpg

Copyright 2007 (C) KKAWASE tomoko 禁無断転載

作者コメント:
裏庭で遊ぶ、かつての姉弟の様子を鏡の中に描きました。苦労したところは、鏡のふちのレリーフ(竜と薔薇のデザイン)。竜を描いたことがなかったので資料収集から大変でした。全体的に昔なつかしい雰囲気を意識して制作しました。

宝永先生コメント:
上品な色使いでアングルも面白い作品

藤田 桂子さん 『クラバート』 ——————————————–
06HOUEIfujita.jpg

Copyright 2007 (C) FUJITA keiko 禁無断転載

作者コメント:
この本はドイツに古くから伝わる、水車小屋を舞台にした物語です。登場人物をそのまんま描くんじゃおもしろくないと思って、主人公クラバートを半分カラスの操り人形に見立てたり、魔法使いの親方を月に見立てたり、自分なりに遊んでみました。わたしがこの本を読んで感じた、奇妙だけど神秘的な色みとか、ちょっと古ぼけた色みを出すのに、マチエールはすごく良い味出してくれて助けてくれました。

宝永先生コメント:
色のセンスも良くキャラクターの完成度も高い作品

箭野 かおり さん 『注文の多い料理店』————————————–
06HOUEIyano.jpg

Copyright 2007 (C) YANO kaori 禁無断転載

作者コメント:
自分が大好きな内容の本なので、描いていてとても楽しかったです。読む度に感じる少しの不気味さや、人間らしさを伝えたいと思いながら描きました。苦労した点は、猫の目を深みのある感じにしようと、何度も描き直したところです。

宝永先生コメント:
個性的なキャラクターが魅力的、構図も面白い作品

投稿者:田中 真一郎


トピック

06後期ー3年生「トリックアート、シュールレアリスムの自由制作課題」

2007/02/26

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小川忠彦先生の3年生授業
06年度後期「トリックアート、シュールレアリスム自由制作」の優秀作品です
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【授業内容】
基礎表現研究をふまえて独自のイメージをエディトリアルや、広告にどのように表現するかを追求します。

【課題説明】
「人物を入れてトリッキーな世界や超現実的な世界を表現しなさい。」
現実にあり得ないことでもイラストレーションなら表現できる。写真やCGでは表現できない独自の手描きイラストレーションでメッセージを込めて、表現の自由と面白さを体験しよう。
【06年度後期優秀作品】(50音順)

石橋 陽介 君 ———————————————————-

06OGAWAishibashi.jpg

Copyright2006 (C) ISHIBASHI yosuke 禁無断転載

作者コメント:
テーマは生物と機械、走るモノ同士のハイブリッドです。
超現実を軸にした課題のため、筋肉図や競馬新聞・雑誌を資料にしながら質感に気を配り表現してみました。

 

荻 達魚 君 ———————————————————-

06OGAWAogi.jpg

Copyright 2006 (C) OGI tatsuro 禁無断転載
作者コメント:
久しぶりにデッサン的なことが出来て楽しかったです。

 

須ヶ原 文 さん ———————————————————-

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↓↑この作品は上下を逆にしても成立する「さかさま絵」です。

06OGAWAsugawara2.jpg

Copyright 2006 (C) SUGAWARA aya 禁無断転載

作者コメント:
この作品は日常のワンシーンを切り抜いたような、親しみやすいシチュエーションにしてみました。苦労した所は、果物や野菜などをどこまでデフォルメしていいのか、どこまでなら自然に見えるかといった、つじつま合わせの部分ですね。何度も塗り直していたら油彩のような仕上がりになってしまいました(笑)。

 

新岡 良平 君 ———————————————————-

06OGAWAniioka.jpg

Copyright 2006 (C) NIIOKA ryohei 禁無断転載

作者コメント:
コップです。意外と楽に描けました。
ビルのようなでっかいコップを目指したけれど、まだまだ普通のコップの周りにちっこい人がいるように見えてしまう。んだそうです。確かに。残念。

投稿者:田中 真一郎


トピック

2006後期 2年 3DCG「自由制作課題」

2007/02/23

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田中真一郎先生の2年3DCG授業の06年度後期の優秀作品です。
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【授業内容】
「3DCGの基礎」をテーマとした2年生の授業です。
この授業では、単に3DCGの基礎を習得を目的とするのではなく、静止画制作をすすめる中で「カタチの組成」や「光の所作」「材質感の所以」「フレーミング」などについて考え、理解を深めていきます。
カタチや光について知ることは「見ること」の理解となり、ハンドドローイングへの応用へもつながります。いわゆる「デッサン力」を身につけるためには、ただやみくもに描くだけでなく、こうした別の角度から世界を見つめることも、その修得に非常に有効です。

【課題説明】
ここにあげた作品は、6回の授業中で、まったくゼロから習熟した3DCGソフト(Shade)を使い自由なテーマで制作した作品です。それぞれに創意を凝らし、手描きでは修得に時間を要するフォトリアルな作品にトライしています。カタチの要素を巧みに組み立てながら場面構成し、光を上手くコントロールしています。

【06年度前期優秀作品】(50音順)

磯田 悠也 君————————————————————

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Copyright 2006 (C) ISODA yuya 禁無断転載

作者コメント=
黒電話の形が格好よかったので、よりかっこよく仕上げようと心がけました。苦労したところは受話器のコードです。シックな感じに見えてもらえたら嬉しいです。

 

竹村 祥平 君————————————————————

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Copyright 2006 (C) TAKEMURA shouhei 禁無断転載

作者コメント=
制作するうえで一番気を使ったところは、違和感の無い雰囲気作りです。畳の質感、壺や大皿の存在感、光の差し方など、違和感無く自然な感じになったと思います。
苦労したところは、画面に映っていないところも作りこんだので、思った以上に時間がかかってしまったことです。

 

長尾 和貴子 さん———————————————————
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Copyright

2006 (C) NAGAO kiwako 禁無断転載

作者コメント=
一番苦労したのは入れ物の鳥の飾りの尾羽の曲がりぐあいと入れ物の光具合です。あとは、入れ物だけではチャチになるのでいろいろ舞台を作って、そこもメインが浮かないよう色々マッピングをして色を調整にしたところです。
入れ物のなかの透明の玉に写りこみなどをみてくださるば…

 

中川 恵 さん ————————————————————

063DCGnakagawa.jpg

Copyright 2006 (C) NAKAGAWA megumi 禁無断転載

作者コメント=
美しい女性らしさを表現した作品にしたく、綺麗な曲線を描いた帽子のフォルムに力を入れました。光の表現によってまた、神秘的なイメージにしました。

 

野原 彩 さん ————————————————————

063DCGnohara.jpg

Copyright 2006 (C) NOHARA aya 禁無断転載

作者コメント=
これは星の形になっているランプで「こういうのが部屋にあったら素敵だなぁ」という考えから出来た作品です。三角錐を組み合わせて作っているのですが、なかなか思った形にならず苦労しました。ガラスの質感が出るよう表面をいじったり、色はどのように配置すればきれいに見えるかを考え色々工夫しながら作りました。

 

平原 克志 君 ———————————————————–

063DCGhirahara.jpg

Copyright 2006 (C) HIRAHARA katsushi 禁無断転載

作者コメント=
画面構成やカメラのアングルにこだわった 文字を傘に透過させた部分は、質感共にうまくいったと思う。

投稿者:田中 真一郎


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滋賀県にある美大、成安造形大学のイラストレーション領域です。琵琶湖を一望するキャンパスより、クラスのできごとや情報をつぶやきます。

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