『絵画史から見るイラストレーション』—「絵が仕事」の歴史と技法
イラストレーションという魅力的な仕事を、美術史から見る。
世界観の変化が技法を求め、作品が時代を方向づける。

上記のテーマで、本学イラストレーションクラス 元教授 井上直久先生の特別授業が行なわれた。

日時 :
2007年5月29日(火曜日)
第一部(講議)14:00〜16:30
第二部(作品講評)16:50〜18:30

場所:本学生涯学習センター

受講者 :対象学年の2年生を中心に、1〜4年生の約80名イラストレーションクラス学生

講議要約:
 絵を描く上で最も重要なことは何か? 作品のオリジナリティーとは何か? それは、身の回りや史実を見つめ、モノの本質や有りようを考えることである。その中から自分の世界観(モノの見かた:哲学)を見つけ、組み立てていくことで、自ずと質の高い豊かな作品となる。
 ご自身の大学卒業から現在に至る制作歴の経緯を振り返りながら、ご自身の世界観の一端を説明した。 はじめは断片的でおぼろげだった世界観が、絵を描き続けることによって、自分のモノの見かた・考え方がしだいに明瞭化していき、断片どうしを組み合わせて世界観を構築してきた。
 また、美術史を概観すると、そのほとんどの作品は注文による制作=イラストレーション作品である。特に世界観(哲学)を考える上で重要な2つの時代について解説。それは、人間中心の考え方にもとづく世界観を展開した「ルネッサンス」と、光とその現象として世界を捉え絵画表現をおこなった「印象派」である。講議では多くの作例を示しながら、その歴史的意義についての解説を加えた。

当日の告知ポスター(クリックで拡大)

井上直久先生のサイトはこちら
http://artgallery.co.jp/iblard/