第六回:ひなきみわ「先生方が日常を漫画にすることをすすめてくださいました」

(C)ひなきみわ/講談社

投稿や受賞歴なく、突然デビューが決まったひなきさん。でも、オリジナル4コママンガの週刊連載を2年以上続け、単発の4コママンガの仕事もこなし、この3月からは週刊連載に加えて、隔週での連載ももつなど大活躍!学生時代は秘めていた(?)実力を発揮しています。


●大学時代はどんな学生でしたか?

あまり授業にもでず課題も期限を守らず典型的なダメ学生でした。興味のあることが多すぎて毎日ふらふらしたりアルバイトしたりばっかりでした。それでも学校へ行けば友達や先生など変わった人達とお話するのは楽しかったです!


●いつごろからマンガを描こうと思い始めましたか?そのきっかけは?

卒業制作の少し前です。卒業できるのかさえ不安だった私に、先生方が日常を漫画にすることをすすめてくださいました。不真面目な私にも親身になってアドバイスをくだったおかげです。


●デビュー作と掲載誌をお教えください。
「miifa」第1話2009年12月3日発売週刊モーニング(2010年1号)


●マンガ誌デビューのきっかけは?

持ち込みです。卒業式も近い頃に友達が先生と出版社へ持ち込みへ行くと聞きました。私は一緒にいくことは出来なかったので「じゃあついでにうちのも持っていってー」と気軽なかんじで卒業制作でつくった漫画を託しました。それを友達が出版社の方へ渡してくれたことがきっかけです。ありがたい話ですー。


●マンガ家になってから、なにか気づいたこと、感じていることはありますか?

やっぱり大学で勉強はきちんとしておけばよかったです。マンガ家になるにはペンと紙と運があればよかったけど、マンガ家を続けていくには知識や経験や忍耐力が必要なんだと思いました。それがないのでなかなか苦労します。


●今後の抱負などをお聞かせください。

いろんな事を経験しながらいろんな漫画を描いてみたいです。あと締切を守れる人間になりたいです!


●マンガ家をめざす後輩たちへアドバイスをお願いします。

漫画をひたすら描くだけじゃなく色んなことを経験してみるのもいいと思います!興味があることにはどんどん飛び込んでいけばその経験がそのうち漫画につながる…かもしれません。あとは運にまかせてぼちぼちがんばりましょうー!


ひなきみわ・プロフィール

2009年卒業。同年雑誌「モーニング」(講談社)にて『miifa』でデビュー&連載中。同単行本1、2巻も発売中。今年3月より雑誌「マーガレット」(集英社)にて『Piyocolate(ぴよこれいと)』連載開始。雑誌「ダ・ヴィンチ」2012年3月号の「次にくるギャグマンガ」コラムにて取り上げられた。

  発売中のモーニングKC『miifa』1〜2巻


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