(C)かやッペ/芳文社
今回展覧会に出品してくれた10名の中で最年長のかやッペさん。在学中はマンガ部の部長を務めていました。
●大学時代はどんな学生でしたか?
マンガ部の部長をしておりました。入部した時は半年に一回も活動していない部だったので2回生になった時に新入生を勧誘しました。
部活ではマンガを”描く”部を意識してコンテナギャラリー展示や部誌、クロッキー合宿、響心祭でのポストカード販売等を企画し後輩達と実行していきました。他大学と合同誌を作った事もあります。しかし僕が気まぐれでムラがあり強引な性格のため、後輩達をふりまわし多大な迷惑をかけていました。今でも反省しております。
とはいえ僕が在籍していた時の部員だけでも、青年誌ではたかはし慶行先生、成年誌ではJun先生、特殊ですがライトノベルを描かれているツカサ先生(注:作家。代表作「RIGHT∞LIGHT」)とマンガ部から作家さんが出られたのでマンガ部を立て直してよかったと思っております。
卒業してからはしばらく疎遠だったのですが最近になって部員達とネット間でアイディア出しやダメ出し合い等をするようになっています。
マンガ部以外の事では入学当初、休日友人と「暇だからチャリで琵琶湖一周しようぜwww」「湖岸沿い走ってりゃ一周出来るわw」無計画で飛び出した訳ですがそうはいかず、雨が降ってきてメガネ男は前が見えず2人とも自転車ごと溝にダイブし、さらに道を間違え深夜になり遭難し、結局警察署に駆け込む事になりました。軽く事情聴取を受けタオルを貸してもらい、カップ麺を食わしてもらい自転車を派出所に置いて、警察の方の自家用車で自宅近くの駅まで送って頂きました。あのとき送って下さった警察官の方、本当にありがとうございました!!・・・・そんなバカな事もやっておりました。その後琵琶湖一周はバイクで済ませました。ちょっと福井に入りましたが。
●いつごろからマンガを描こうと思い始めましたか?そのきっかけは?
しっかりと覚えてないのですが・・・・確か予備校時代、始めはゲームのキャラデザインをしたかったのですが、「それなら世界全体を描くマンガを描いた方が手っ取り早いやん」と思ってマンガを描き始めたと思います。
●デビュー作と掲載誌をお教えください。
2010/8/28 まんがタイムきららキャラット9月号
「ねこのおつかい」
●マンガ誌デビューのきっかけは?
投稿したものが代理原稿として掲載されました。
●マンガ家になってから、なにか気づいたこと、感じていることはありますか?
雑誌に掲載されることによってより他の作家さんとの実力差を感じるようになりました。
●今後の抱負などをお聞かせください。
とにかく連載したいです。
後、4コマでコメディものをメインに描いていますので、心理描写を深く描いたストーリーものにもチャレンジしてみたいです。
●マンガ家をめざす後輩たちへアドバイスをお願いします。
出来るだけ早く持ち込みをし、アシスタントを経験してデビューするには何が必要かを学ぶのがよいと思います。とにかく現場に直行するのがよいと思います。
かやッペ・プロフィール
2006年卒業。2010年、雑誌「まんがタイムきららキャラット」(芳文社)にて『ねこのおつかい』でデビュー。雑誌「まんがタイムきららMAX」(芳文社)にて『あみこみクローバー』など読み切り作品を発表中。4月発売号のまんがタイムきららMAX(6月号)にて新作読み切り「妖茶芸館」(あやかしさげいかん)が掲載。