(C)ringo/huke/角川書店
大学在学中からライトノベルのイラストなどを手がけ、研究生終了後すぐにアニメ・ゲームなど幅広く展開されている人気キャラクター「ブラック★ロックシューター」の4コママンガ『ぶらっくろっくちゃん』でマンガデビューしたringoさん。少年エース(角川書店)6月号から人気ライトノベルのコミカライズ『デート・ア・ライブ』(原作:橘公司/キャラクター原案:つなこ)の連載がスタートしました。
●大学時代はどんな学生でしたか?
常に遊んでましたね。学業そっちのけでゲームしたり絵を描いたりと楽しいこと優先で生活してました。おかげで4回生になって慌てて単位取ってた記憶が…。今でもとにかく「楽しいこと優先」で生活してます。慌てて仕事するもの相変わらずです。
●いつごろからマンガを描こうと思い始めましたか?そのきっかけは?
3回生になる前の春休み、就職活動が嫌になりマンガを描き始めました。当時の就職率やら何かどうでもよく、ただただ「就職活動面倒臭い!」の一心で描いてたフシはあります…。それで今があるんだからとりあえず行動してみるもんです。
●デビュー作と掲載誌をお教えください。
「ぶらっくろっくちゃん(原作:huke)」角川4コマなのエースで連載デビュー(2011年3月発売号)
マンガ誌デビューのきっかけは?
関東の同人即売会に参加した際、今の出版社の編集さんに声をかけてもらいました。関東の即売会ではよく出版社の方が回っているので自分も例に漏れず声をかけてもらい、その後企画コンペでデビューすることになりました。
●マンガ家になってから、なにか気づいたこと、感じていることはありますか?
色々思うトコがあったりしますが、編集さんとの相性でしょうか。現在担当してもらっている編集さんは編集歴十数年のベテランさんでかなり自分のわがままに理解ある方で助かっていますが、知り合いの作家さんなどは相性良くない編集さんもちらほらいるようです。ここは運なのでなんとも言えませんが、編集運も結構大事だと思いました。
●今後の抱負などをお聞かせください。
やりたいこと山盛りあるのでそれを消化していきます。春からの新連載は初めてのコミカライズなので原作の力に負けないように自分も全力で描きます。
●マンガ家をめざす後輩たちへアドバイスをお願いします。
近年マンガ家としてデビュー出来るのは容易になってきましたが、デビューした「後」が大事です。デビューすることを「ゴール」と思ってしまいそのまま芽が出ないというケースも少なくないので…。
続けるためには「何をしたい」「何を描きたい」と言う明確な目標を持ち、わがままに生きることですね(笑)。
マンガは「自己表現」です。わがままになってなんぼです。是非わがままになってください。
ringo・プロフィール
在学中に「22回MangaOpen」(講談社)優秀賞受賞。2009年卒業、2011年研究生修了。同年雑誌「4コマなのエース」(角川書店)にて『ぶらっくろっくちゃん』(原作:huke)でデビュー。同単行本も発売中。雑誌「月刊少年エース」(角川書店)6月号より『デート・ア・ライブ』(原作:橘公司)連載開始。
マンガ以外の仕事として、原田 宇陀児著『風に乗りて歩むもの』 (小学館ガガガ文庫) のイラストレーション担当、瑞浪市化石博物館イメージキャラクター「瑞浪Mio」キャラクターデザインなどがある。単行本『ぶらっくろっくちゃん』(角川コミックス)
『風に乗りて歩むもの』(原田 宇陀児著)