第八回:てらいまき「イラストエッセイ120Pほど持ち込みました」

(C)てらいまき/集英社

現在、雑誌「Cocohana」(集英社)にてイラストエッセイ『京都おとめがたり』を連載中のてらいまきさん。雑誌イラストなどの仕事を経て、マンガ雑誌でデビューに至りました。


●大学時代はどんな学生でしたか?

二回生からはほぼ毎日大学に残って落書きしたり、課題をしたり、そのあとカラオケにいったりして遊んでいたように思います。
友人たちと一緒に絵を描いたりするのって卒業するとあまりできないので今思えば本当に素敵な時間だったんだなあと感じます。


●いつごろからマンガを描こうと思い始めましたか?そのきっかけは?

3回生になってからです。イラストエッセイに興味がありましたが描いたことはなかったです。3回生になり、もん先生の授業をとり初めてちゃんとした(?)イラストエッセイを描きました。楽しかったのでそれからずっと描いてます。

●デビュー作と掲載誌をお教えください。

京都 錦市場おこづかい

集英社 コーラス  2011年 3月28日発売

●マンガ誌デビューのきっかけは?

東京コミティアでの持ち込み。京都をテーマに描いたイラストエッセイ120Pほど持ち込みました。

●マンガ家になってから、なにか気づいたこと、感じていることはありますか?

人をもっと観察しようと思いました。

●今後の抱負などをお聞かせください。

海外へ旅行することが好きなのでそのことを誌面でも描いていきたい。京都以外のことも描きたい。自分の本を出版したいです。

●マンガ家をめざす後輩たちへアドバイスをお願いします。

持ち込みしましょう。持ち込みは最初は本当にどきどきするし怖いですが、行ってみれば全然余裕です。むしろ楽しいです。ほんとに的確なアドバイスがもらえるので。東京コミティアなどで持ち込みしたらいいと思います!!


●編集部インタビュー

雑誌「Cocohana」前編集担当・河野万里子さんにお話をうかがいました。

てらいさんのマンガをはじめてご覧になったとき、どう思われましたか?

きっかけはコミティア出張編集部への持込原稿です。京都のことについてのエッセイが大変読み応えがありました。読者に伝えたいことがありすぎて、描いても描いても描き足りない!とでも言いたげな、楽しそうな絵とキャラクターにまず心ひかれました。
食べ物をおいしそうにしっかりと描けていたことも好印象でした。エッセイで食べ物は重要な要素なので。


これからてらいさんに期待することは?

自分の体験から出てくる、自分にしか描けないネタをもっともっと探し続けてください。
京都以外のことも独自の視点で描ける方だと思うので旅や食、ファッションなど、いろいろなジャンルに挑戦してもらいたいです。将来的にはストーリーマンガも是非!


てらいまき・プロフィール

2009年卒業。2011年研究生終了。研究生在学中よりPHP研究所「PHPくらしラク~る」(月刊)読者ページイラストを継続担当。2011年雑誌「コーラス」(集英社)にて『京都 錦市場おこづかい』でデビュー。現在、雑誌「Cocohana」(集英社)にてイラストエッセイ『京都おとめがたり』を連載中。



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