「地蔵プロジェクト Presents」と銘打たれたこの展覧会は、成安造形大学が立地する仰木の旧集落と棚田・里山環境を8年間にわたって深く掘り下げてきた成果の一つです。
地蔵プロジェクトとは、2000年に発足し、成安造形大学学生・教員・職員の有志によるフィールドワークを仰木にて展開。地元の方と共に(地元の方のご協力に支えられて かな)、現在も活動を続けています。
〈コアメンバー〉穴風光惠、蔭山 歩、谷本 研(代表)、中村彰宏、元木 環
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地蔵プロジェクト関連記事をいくつか。
1,比叡山の麓、仰木の里山のお地蔵様
2.仰木・里山 地蔵プロジェクト <2002夏の活動> 報告
展覧会場風景:
いくつかの年代の地図やお地蔵さまの位置を示す地図など、多彩に何種類もの地図が立体白地図に投影されるのが圧巻で美しい。そのうえ、解説もしてくれる。 ギャラリーの壁面に投影される仰木のスライド写真もきっと(都会育ちの人にも)なつかしさを感じると思う。「なつかしい未来」大切なものが見えてくるような気がします。(永江感想)
会期: 2007年6月23日(土)〜 7月1日(日)
12:00 〜 19:00 【入場無料】
会場: 成安造形大学ギャラリー・アートサイト
成安造形大学ギャラリー アートサイトの詳細
【DMより】
我々地蔵プロジェクトは、滋賀県大津市仰木地区に無数に点在する“お地蔵さま”をその風景の象徴ととらえ、フィールドワークを続けています。
ここは、琵琶湖と比叡山にはさまれる丘陵地に、里山環境を残す旧集落とニュータウンが隣接した地域です。
今回、フィールドとして切り取った東西4km南北3kmの中には複雑な地形の起伏とともに、暮らしや文化、美意識が凝縮されています。
プロジェクトの一環として制作してきた立体地図や映像で、全体を俯瞰する《マクロの視点》と、地域に深く入り込むことで見えてくる《ミクロの視点》 その両極から、私たちの立つ風景について考えてみませんか?