滋賀県守山市にある県立小児保健医療センターの放射線撮影室の全体に、本学イラストレーションクラス学生がペインティングしました。
子どもにとって病院は、不安や恐怖がどうしてもついて回ります。検査や治療の中には、痛みや苦痛を伴うものも数多くあります。 もともとは無機的で威圧感さえある機器が並ぶ放射線撮影室に、虹の橋が雲の町を結ぶ楽しい風景やキャラクターをペインティングを行いました。
このペインティングによって、病気と闘っている子どもたちを少しでも励まし、勇気を持ってリラックスしてエックス線撮影を受けてもらえたらと思います。
■ コンセプト
閉鎖空間である撮影室に広がり感を持たせたい。/ぬくもりのある絵にしたい。/子供たちがわくわくするような楽しい部屋にしたい。
空に浮かぶ雲。 それをつなぐ虹の橋。
大空に浮かぶ飛行船とそのキャビンや操縦装置。
さあ、飛行船に乗って大空の街を訪ねてみよう。
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デザイン&ペイント制作:
イラストレーションクラス学生
4年生 竹村 祥平、廣瀬 達郎、岡本 智子
3年生 南條 早紀、清水 英美、浅田 愛 、上中 麻記子、宮本 慶子
2年生 住原 真衣、北野 祥子
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監修:イラストレーションクラス 准教授 田中 真一郎
本活動は、本学芸術文化交流センターの活動の一環で官学共同開発として取組みました。
昨年度の「象&サーカス」につづく第2弾です。
今回は、約4ヶ月半の長期にわたり、休診日の土日に病院まで通いながらのペイント作業でした。作業期間中にエックス線写真の撮影を受ける子供たちは、同病院に4室ある撮影室のうち、ペイント未完成ながらこの部屋での撮影を希望し、他の撮影室だと不満がっているそうです。今後も院内の他の設備や壁にペインティングを行なう第3弾を計画中。