令丈ヒロ子 特別講義/イラストレーション論E
「若おかみは小学生!」などのヒット作で知られる、児童文学作家・令丈ヒロ子客員教授が「イラストレーションの仕事」について特別講義を行いました。
子ども向けの本にとって、挿絵は本文と同等の重要な役割を持ちます。
本のコンセプトの立ち上げからストーリー制作・どのような経緯でイラストレーターを選び、本を作り上げていくのでしょうか。
本のコンセプトや対象の年齢層などを考慮し
何十人もの絵柄をチェックしながら絞り込んでいくそうです。
本文の描写と食い違う点はないか、効果的に見せるには?
ラフを何度もやり取りする事も当然です。
まつむらまきお准教授が絵を担当した「りんちゃんともちもち星人」(講談社ことり文庫)でのやり取りや、
MON准教授が絵を担当した「笑って自由研究」(集英社みらい文庫)シリーズでの、依頼・取材・制作とイラストレーションに落とし込んでいくまでの話を原作者・イラストレーター両方の立場から話を聞く事ができました。