随所にこんもりとした森があり、その間に棚田が広がり、琵琶湖へと下っていく。
琵琶湖の対岸には、近江富士(三上山)が描かれています。
田植えが終わって稲が少しずつ生長する、ちょうど今頃の季節に描かれたのでしょう。とてもさわやかな絵です。
私は、仰木祭の時、滝川さん(本学の守衛さん。この絵を見つけ出した方です)に実物を見せていただきました。
とても緻密に描かれており、滝川さんなど当時を知る人には
「ここが私とこの田んぼで、こっちが誰それの家で・・・」とちゃんと分かるそうです。
仰木を語る上で、とても貴重な作品ではないかと思います。
破損が大きいのですが、募金活動などで修復できるといいですよね。

作:日本画家 故北村春畝(しゅんぽ)氏 撮影:永江

2005年6月2日掲載
地域記者:加藤賢治さん
(成安造形大学 教務課課長)