2006年06月22日

大原雄寛 田積司朗 版画展

大原雄寛先生(成安造形大学イラストレーションクラス教授)と田積司朗先生(成安造形大学グラフィックデザインクラス教授)の版画展です。

[作者プロフィール]

大原雄寛
シルクスクリーンによる版画制作を手がけてもう30年以上になる。単純明瞭なフォルムに画面を仕立てると、色彩の豊かさがたまらない魅力を生み出す。近年はインクジェットプリンターをよく使う。発色もよく、用紙も豊富に選べるようになったからだ。専用紙でなくとも、二度刷りなどを試すと、鮮やかさはなくとも深い発色が得られる。なかなか頼もしい道具だと思っている。


田積司朗
70年代初、デザインと一線を画して創作活動を続ける。
幾何学的な線とは異なったドローイングのテクニックを展開し、直感を基本に視覚効果をもたらした表現。スクラッチ、マーブリング、コラージュやスライディング技法がイメージを浮き上がらせ、形象を重ね置く空白の紙をよごし始めるフリーク画。どこへ行き着こうとかまわず創作の過程を追い求めている日々。版画もメディアのひとつである。

リーフレット1.jpg

(リーフレット詳細 クリックしてください)
リーフレット2.PDF

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会期: 2006年6月21日(水)〜 7月5日(水)
    12:00 〜 18:00(日曜休廊)

会場: 成安造形大学ギャラリー アートサイト
    〒520-0248 滋賀県大津市仰木の里東4-3-1
    TEL: 077-574-2111
    * 会場へは、JR湖西線 雄琴駅よりスクールバスをご利用ください。
posted by 永江弘之 at 18:47| Comment(0) | ギャラリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宝永たかこ展 ”月の回廊” 絵画・版画.オブジェ

宝永たかこ先生(成安造形大学イラストレーションクラス講師/3年「マチエール」の授業担当)の、滋賀県大津市での個展です。

宝永たかこHPはこちら。

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10年位前になるでしょうか…。
宝永さんの愛らしい女性像に出会ってから…。
宝永さんのココロを写す清らかな少女や大人の女性…。

更での初個展では、混合技法による絵画二十点、更の企画によるピエゾグラフ版画集“月の回廊”
奥村正利とのコラボレーションによる照明オブジェ
人形、アクセサリーを展示いたします。

皆様方の御来場お待ちしております。
(DMより)
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hanga.jpg 装丁: 間 奈美子
 詩 :  吉田 稔美 
 箱 :  西尾 彩
「ギャラリー更」企画
 版画集「月の回廊」箱入り版画8枚
 限定八十部
 エディションNo,作家サイン入り
 販売いたします。


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「オブジェ・空中庭園」
 植物、水晶、セメント、他
 34×13×19cm
 水晶が幻想的に発光します。


会期: 2006年6月17日(土)〜 7月8日(土)
    11:00 〜 18:00(月曜定休)

作家在廊日: 6月17日 25日 7月2日 8日(いずれも午後から)

会場: ギャラリー更
    滋賀県大津市本宮2丁目32-3  TEL 077-524-8381

(クリックすると大きく表示されます)
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posted by 永江弘之 at 18:19| Comment(0) | ギャラリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

C-toギャラリー、オープン! 教員展

成安造形大学C棟1階に、「C-to ギャラリー(シィ・トゥ・ギャラリー)」がオープンしました。
こけら落とし展覧会は、「イラストレーションクラス・写真クラス教員展」です。
原画・写真・ポスター・出版物・グッズなど多彩に展示しています。ぜひご高覧ください。

感想もいただけると幸いです。(会場の芳名帳に記入、もしくはこの記事にコメントを!)

出品者: 大原雄寛(ILL.クラス教授)   井上直久(ILL.クラス教授)
     今森洋輔(ILL.クラス講師)   金澤 徹(写真クラス助教授)
     岸田 保(ILL.クラス講師)   澤田知子(写真クラス講師)
     田中真一郎(ILL.クラス助教授) 田村 愛(ILL.クラス講師)
     津田睦美(写真クラス助教授)  永江弘之(ILL.クラス助教授)
     待井健一(ILL.クラス講師)

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会期: 2006年6月17日(土)〜23日(金)
    9:00 〜 19:00

会場: 成安造形大学C棟1階  C-to ギャラリー

なお、C-toギャラリーの使用につきましては、ILL.クラス担当:永江弘之まで。
posted by 永江弘之 at 17:56| Comment(0) | ギャラリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

星人展(ほしびとてん) @成安造形大学コンテナギャラリー

成安造形大学イラストレーションクラス2年生7名によるグループ展です。

出品者: 白石 貴士  中山 彰  公森 倫太郎  広瀬 達郎  林 幹広
     菅野 翔平  岡部 啓介

この「星人(ほしびと)展」のテーマの星人とは、それぞれのもつ世界観(作風)を1つの星に見立て、そこに住む住人を、またはその世界観を表現しました。
それぞれの世界を楽しんでいただければ幸いです。(会場あいさつより)

気軽に足を運んでください!!
そして感想を書いていただきたいですアドバイスなどあればお願いします。

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会期: 2006年6月20日(火)〜25日(日)
    9:00 〜 22:00(最終日は16:00まで)

会場: 成安造形大学コンテナギャラリー
posted by 永江弘之 at 08:26| Comment(0) | ギャラリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

絵本「たんぽぽぼうやのきもち」松嶋南海子 出版

成安造形大学イラストレーションクラス4年生の松嶋南海子の絵本が出版されました。リノリウム版画の素朴な絵と内容が、あたたかく優しい気持ちにしてくれる絵本です。日本語、ハンガリー語、英語の3つの国の言葉で語られています。サイズはB6変形かな。

発行所: 新風社
ISBN4-7974-7962-0
価格: 1600円

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こんにちは。イラストレーションクラス4年の松嶋南海子です。6月15日に私の絵本が新風舎から発売されました。私がハンガリー留学中に制作した版画絵本です。書店で注文できるほか、amazon.co.jpでも購入できます。大学の図書館にも置いてあるので見てみてくださいね。
posted by 永江弘之 at 08:03| Comment(1) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オープンキャンパス!

6月17日(土)、18日(日)はオープンキャンパスでした。
受験生のみなさんに、自分の目で大学を見て、体感してもらいました。
4年間を過ごす自分の「居場所」。やっぱり自分でその魅力を実感してほしい。
教育内容と学びのクオリティを知ってほしいですね。

学びのクオリティを感じてもらうため、例年どおり、1年〜4年の課題作品、卒業制作作品、自主制作作品を展示しました。実際にクリエイティブな面での4年間の学生生活をイメージしてくれたなら、幸い。

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別室では、「クロッキーマラソン」と「絵具づくり」、「オリジナルキャラクターのカンバッチづくり」のイベント。

特に「クロッキーマラソン」は今回が初めての新企画。積極的に参加する受験生も多く、4分ポーズも順番にやってもらいました。1日目は、描いたクロッキーを壁に貼って「好き好きシール(今、命名しましたが)」を自分が好きな作品に貼るだけでしたが、2日目は井上先生を中心に合評。最初から上手い人(高校で「朝の10分クロッキーなどをしているそうです」や、描くごとに上手くなっていく受験生がいて、年齢的にも伸び盛りだなー と、改めて思いました。中学、高校、大学と、いろいろなモノを吸収してどんどん成長していきます。

<身を乗り出して講評する井上先生>
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今回初めて!というと「クラスの垂れ幕」。
5メートル弱の垂れ幕が、なかなか上手く印刷されず(2mくらいで印刷が切れてしまう)、前日は11:30(もちろん夜の)までやっても終わらず。結局、田中先生が家でミシンをかけてきて(たぶん奥さんがやってくれたのでしょう)、つないで設置しました。さて、受験生のみなさんの眼にはどのように映ったのでしょう。

〈ILL.クラスと写真クラスの垂れ幕〉
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新しくオープンした「C-to ギャラリー」では、ILL.クラスと写真クラスの教員展をしました。それは別の記事で。

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この際なので、成安造形大学のいいところ(魅力)など、書いてみよう。

在校生に訊くと、成安造形大学の魅力は「アットホームな雰囲気」との答が一番多い。
大学構内は決して広いとは言えませんが、「手頃な広さ」。(「狭い!」という人もいます。)
移動が手頃なのですね。
大学の「手頃な広さ」は、「アットホームな雰囲気」とも密接に関係しています。
学生同士(ILL.クラスも、他クラスの学生とも)常に接している。制作や楽しいことの雰囲気が、いつも身近に感じられる。
一番大きいのは、教員が身近に感じられることだと学生は言います。また、事務室の職員さん、守衛さん、食堂やリブレ(購買)の方、いろいろな人との距離がとても近く感じられることですね。名前を覚えてくれて、いろいろな相談に乗ってくれます。

次に多いのは「学内の環境(施設・設備)などと、周りの自然環境」。
特に湖国滋賀の自然の豊かさ、美しさは格別です。
大学も、もとは里山。林に囲まれています(その周りはニュータウンですが)。東に琵琶湖、西に比叡山を遠望し、空が広く、白い建物とのコントラストが美しい。
琵琶湖があるせいか、飛行機が飛ぶたびにほぼ必ず飛行機雲が空をキャンバスに何本もの白い線を引きます。
比叡山に沈む夕陽の残光に照らされて、飛行機雲が3本、光の線になって上空へのぼっていく様などは、もう神々しいばかり。

〈こんな、すごい夕日もときどき見られます。中庭より〉
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〈飛行機雲が空に線を引く〉
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〈冬になると年数回、雪で景色が一変する〉
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〈そんな日は、こんなキャラクターも登場する〉
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〈いろいろなクラスの学生の協力で建てられたカフェ「結」と琵琶湖を遠望。手前には住環境クラスのヨシの造形〉

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4年前は神戸に住んでいた私も、滋賀の自然にわくわくドキドキして、ついには永住する気になっています。

学外のみなさんも、カフェ「結」やギャラリーの展覧会にぜひおいでください。
posted by 永江弘之 at 07:34| Comment(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする