2006年10月14日

06前期 ILL-Webギャラリー 1年生描写 /待井健一先生

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待井健一先生の1年生 描写授業の06年度前期の優秀作品です。
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【授業内容】(シラバスより)
主にモノクロームによる描画(ドローイングやデッサン、素描)の課題制作を行ないます。造形的な絵画表現に必要な、
1観察力、独自な視点
2感性(対象から実感、感動を見いだす力)
3構成力や構図、形、光と影、質感、立体感・量感、空間、動静などを表現する技能(描写力)
を、総合的に学ぶために、自然や人工の対象物および人物を対象に作品を制作します。自分が感じた実感や感動を平面表現する力を磨き高めましょう。また、いろいろな画材や描画法を試行します。

【課題名】
「樹または地面を描く」(全5回課題)

【課題主旨】
ほぼ等倍で樹もしくは地面を構図に収め、ゆっくりと時間をかけて描写します。眼で見る以外にも、触ってみたり、匂いや温度を感じてみたりと、その場の自然とじっくり「対話」しつつ進めてゆきます。「かっこよく描こう」「うまく描こう」とか思わず、その場の情報からいかに多くを感じ取れるか。個々の観察力を問う課題となりました。



【06年度優秀作品】(50音順)


安 美庚 さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「大きな木は、私が知らないうちに成長し生きていると思っていたが、今回ずっと木のデッサンをしていると、こちらの気持ちによって少しずつその姿が違って見えてきた。木にも表情があるという詩人の目を、私も感じられるよい機会であった。大学の中でこの木が一番好きで、愛情を注げられるものがあり幸せだと思う。
今も疲れた時、私の目はそこに向かっている。お元気?と」

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Copyright 2006 (C) AN mikyoung  禁無断転載




池田 愛理 さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「ひたすらクローバーを描きました。日が経つにつれて植物がどんどん成長したり枯れたりと大変でした。」

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Copyright 2006 (C) IKEDA airi 禁無断転載




今本 彩子 さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「ひとつひとつをじっくり見て描くことは勉強になりました。ただデッサンとしては明暗の差がないなどまだまだな仕上がりになってしまいました。」

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Copyright 2006 (C) IMAMOTO ayako 禁無断転載





北岡 希望 さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「植物のデッサンは初めてで、私は木を描いたのですが、形のとらえかたや質感を出すのが難しかったです。木そのもののずしっとした感じ、存在感などをだすために描き方にも部分ごとに描き分けをするなど試行錯誤の繰り返しでした。その木のもつ雰囲気をありのまま画面の中で再現できるように頑張りました。」

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Copyright 2006 (C) KITAOKA nozomi 禁無断転載




坂口 晶子 さん -----------------------------------------------------------

本人コメント:
「植物を描くにはまずその植物が生えている地面から、と思い、地面にも気を配りながら描きました。距離感を出すのに苦労しました。」

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Copyright 2006 (C) SAKAGUCHI shoko 禁無断転載




牧田 歩美 さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「自然物と人工物との組み合わせが面白そうだなと思って選んだ場所だっのですが、デッサンをしに行く度にお気に入りの雑草が引っこ抜かれていてショックを受けました。でもそのおかげでなぜかその後すごく集中出来て、作品上部の土の質感を追求し続けて描いていけたことにはすごく満足しています。」

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Copyright 2006 (C) MAKITA ayumi 禁無断転載




山口 良美 さん -----------------------------------------------------------

本人コメント:
「想像以上に大変でしたが、私に『観る力』を与えてくれました。」

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2006年10月13日

06前期 ILL-Webギャラリー 3年生「トリックアート、シュールレアリスムの自由制作課題」/小川先生課題

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小川忠彦先生の3年生授業
06年度前期「トリックアート、シュールレアリスム自由制作」の優秀作品です
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【授業内容】
基礎表現研究をふまえて独自のイメージをエディトリアルや、広告にどのように
表現するかを追求します。

【課題説明】
「人物を入れてトリッキーな世界や超現実的な世界を表現しなさい。」
現実にあり得ないことでもイラストレーションなら表現できる。写真やCGでは表現できない独自の手描きイラストレーションでメッセージを込めて、表現の自由と面白さを体験しよう。



【06年度前期優秀作品】(50音順)



上原 まなつ さん ----------------------------------------------------------

作者コメント:
「魚の上に女の子が乗り夜の空を散歩する不思議な世界を描きたいと思いました。苦労したのは魚の色や立体感がなかなか出せなかったところです。女の子と星が描いていて楽しかったです。」

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Copyright 2006 (C) UEHARA manatsu 禁無断転載





佐藤 翔太 くん ----------------------------------------------------------

作者コメント:
「空の上の世界は本来影となるところに建物があるので、そこの光のあたり具合をどうするか悩みました。広い世界を描いてみたかったのですが、そこは表現できたかなと思います。」

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Copyright 2006 (C) SATOU shouta 禁無断転載





内藤 応 くん -----------------------------------------------------------

作者コメント:
「この作品では、リアルな空間の中にコミカルな暖かさを取り入れた表現をしたいと思って制作しました。
どれだけリアルな空間に近づけられるかという挑戦と、それによって自分らしさでもある大胆さや暖かさなどを損なわないように気をつけて描くことにとても気を配りました。
最後の仕上げまでしっかり手が届かなかったのが残念ですが、とても楽しかったです!」

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Copyright 2006 (C) NAITOU ou 禁無断転載





野崎 宏幸 くん -----------------------------------------------------------

作者コメント:
「『自然と人間の対話』というテーマで描きました。人間は自然の中の一部でしかないということを表現したく、自然の大きさや威圧感と人間の小ささを感じさせる構図を考えました。また、もやがかかったような森の重い空気感や神秘さのある画面を心がけました。」

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Copyright 2006 (C) NOZAKI hiroyuki 禁無断転載





宮本 亜由美 さん ----------------------------------------------------------

作者コメント:
「トリックアートを授業で教わり、非日常的な世界を表現したいと思い、『マジパんだ』を描きました。カフェの和やかな雰囲気の中、マジパンとして働いているぱんだたちにも休憩時間が与えられ、喜んでテーブル上を探検する様子を表現しました。
まだまだ修正点はありますが、少しでもカフェのあたたかい雰囲気に近付けるよう、心がけて製作しました。」

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Copyright 2006 (C) MIYAMOTO ayumi 禁無断転載





山谷 妙子 さん -----------------------------------------------------------

作者コメント:
「子供の自由で想像力が豊かな世界を騙し絵を使って表現しました。子供達の表情やぶら下がり方の細かい表現まで気をくばりながら描いたつもりです。
苦労した点は、考えたコンセプトと騙し絵をどの様に組み合わせて、的確に表現するかで悩みました。
また天地逆さまでも成立する構図を考える点でも、大変でした。」

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Copyright 2006 (C) YAMATANI taeko 禁無断転載



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posted by 田中真一郎 at 13:47| Comment(1) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月11日

2006前期 ILL-Webギャラリー 3年生 マチエール技法「自由制作課題」/宝永先生課題

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宝永たかこ先生の3年生 マチエール技法描画授業の06年度前期の優秀作品です。
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【授業内容】
マチエールの面白さを利用したイラストレーション実習です。
キャンバスや紙とは違う質感を5種類のテクスチャージェルを使用して造り、それぞれの特性を生かしたイラストレーション制作を試みます。

【課題説明】
授業前半でのマチエール試作をふまえて制作。自分の好きな本を選びその表紙の為のイラストレーションを描き、最終的にはブックデザインまで仕上げてもらいました。
他にも良い作品がたくさんあり、選ぶのに苦労しました。


【06年度前期優秀作品】(50音順)(氏名の後ろにあるのは、題材とした書名)


近藤 裕紀 さん 「羊をめぐる冒険」 ----------------------------------------

作者コメント:
「実際に本にする段階で苦労したところは、文字のレイアウトや色の修正です。
絵を描く段階で苦労したのは、テクスチャーの活かし方です。他には、絵の具の塗り重ねで自分の出したい色を出すことや全体の雰囲気作りをがんばりました。」

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Copyright 2006 (C) KONDOU yuki 禁無断転載

宝永先生コメント:
「空気感のある美しい作品です。」




須ヶ原 文 さん 「猫の似顔絵師」--------------------------------------------

作者コメント:
「装丁デザインは興味もあり、以前からやってみたかったので、とても楽しく課題に取り組めました。
デザインは課題が発表された時から考えていて、すんなり決まったので、原画のマチエールにこだわってみました。古紙のような古い書物の質感を出したかったので、色々な和紙でサンプルを作り、下地を決めました。色は全体的に江戸時代の庶民の着物の色目を意識してまとめてみました。
描いたことがない時代の絵柄だったので、普段は目にしない資料や図録を見るのはとても新鮮で楽しかったです。」

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Copyright 2006 (C) SUGAHARA aya 禁無断転載

宝永先生コメント:
「和紙をまぜるなど、自分なりのマチエール造りに挑戦しました。」




田中 俊宏 くん「死ぬこととみつけたり」--------------------------------------

作者コメント:
「とにかく迫力を出したくて、気付いたらとんでもないデカさになってしまいました。でも、気合を入れたら、ちゃんと絵に出るし、他人にも伝わると分かって、苦労した甲斐がありました。」

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Copyright 2006 (C) TANAKA tosihiro 禁無断転載

宝永先生コメント:
「力強い作品です。虎が素晴らしい。」




新岡 良平 くん「流星ワゴン」------------------------------------------------

作者コメント:
「テクスチャーを使えば描きこまなくてもいい。なんてのは思い込みだったようで。いくらテクスチャー自体がおもしろくても、頑張るとこは頑張らないといけないことを授業全体を通して学びました。
最終課題の作品は暗い感じの絵ですが黒の絵の具を使っていません。色の重なり合いで重くて深い色を作って、車内を魚眼チックに描いてみました。」

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Copyright 2006 (C) NIIOKA ryouhei 禁無断転載

宝永先生コメント:
「人の目を引きつける魅力ある作品です。」




番場 ゆず子 さん「変身」----------------------------------------------------

作者コメント:
「マチエールを効果的に使えるように、
どこに何をおくか、予め大まかに決めておきました。
物語に雰囲気をあわせるため色調をシックなかんじにしました。」

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Copyright 2006 (C) BANBARA yuzuko 禁無断転載

宝永先生コメント:
「マチエールを複雑に使いわけ、デリケートな線との組み合せも面白い作品。」




南 佳奈 さん「麦ふみグ−ツェ」----------------------------------------------

作者コメント:
「私はいしいしんじさんの「麦ふみクーツェ」を題材にして、B3を2点制作しました。この物語は、辛く悲しい部分もたくさんあるのですが、結末の明るいかんじ、幸福なかんじを伝えようと思いました。この授業で初めてマチエールを学んで、下地の色が見えることを考えて描きました。苦労した点は、最初のアイデアを出す段階です。」

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宝永先生コメント:
「マチエールの良さをうまく利用した暖かい作品。」


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2006年10月08日

06前期 ILL-Webギャラリー 1年 テクニカルイラストレーション   「アイソメ自由制作課題」/ 岸田先生課題

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岸田 保 先生の1年テクニカルイラストレーション授業
06年度前期の優秀作品。
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【授業の主旨】
1年生のこの授業ではテクニカルイラストレーションに使われている図法を通じ、対象を分析的に把握し、正確に表現・伝達するというベーシックなスキルを身につけます。
具体的にはアイソメ図法、遠近法、それと透明や金属物質などの質感の表現方法を学びます。
また、単に正確なテクニカルイラストレーションを描くことだけが目的ではなく、それら図法を応用して自身が考える「もの」や「空間」を自由自在に表現できるようになることを目的とします。


【アイソメ自由課題】
アイソメ図法で基本図形(立方体、直方体、円柱、パイプ、螺旋など)とそれらを組み合わせた複雑な図形をハンドドローイングで描けるように練習した後、アイソメ図法を使って身の回りの物やインテリア、建物、町並みなどを自由に描きます。実在するものでも想像したものでも、またそれらの組み合わせでも可。また人物や動物、植物を描き加えてもよい。
画材はアクリル絵具、水彩絵具など自由で(ただしコンピューターは使用不可)、
用紙の大きさはB4からA3まで。

優秀作品はどれも課題をうまく利用して自身が描きたいものを描いています。それらの絵の世界に入ってみて、そこに置かれているものを触ってみたり階段を上がったり下がったり、扉を開けてさらに向こうの部屋に入ってみたりと様々な想像をかきたてられます。



【06年度優秀作品】(50音順)

今本 彩子 さん------------------------------------------------------------

作者コメント:
「アイソメをしっかり描くよりも自分が表現したい世界を重視しました。」

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Copyright 2006 (C) IMAMOTO ayaka 禁無断転載



小川 明矢加 さん ----------------------------------------------------------

作者コメント:
「柱時計の屋根の装飾に力を入れました。
色もアンティーク調を目指して、全体的に茶色っぽく塗っています。」

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Copyright 2006 (C) OGAWA ayaka 禁無断転載



河野 正孝 くん -----------------------------------------------------------

作者コメント:
「アイソメという条件の中で描かないといけなかったので苦労しました。形に制限がある分色での表現に集中して描き上げました。」

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Copyright 2006 (C) KAWANO masataka 禁無断転載



北岡 希望 さん ------------------------------------------------------------

作者コメント:
「全体的に直線と曲線をバランスよく入れるようにしました。街の風景を描いたのですがその中で特に難しかったのが車です。今まで授業の中では建物などは描いたことはあったんですが、車ははじめてで描くのに結構苦戦しました。様々な種類の曲線を描くので少しのズレでもパースのズレになってしまったりして大変でした。着彩は全体を赤の暖色系の色に統一して暖かみのある柔らかい雰囲気に仕上げました。」

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Copyright 2006 (C) KITAOKA nozomi 禁無断転載



上月 里紗 さん -----------------------------------------------------------

作者コメント:
「実際にありそうな洋風の室内に少し装飾を付け足しました。
床の部分は大理石に見えるように試行錯誤しながら色を塗りました。」

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Copyright 2006 (C) KOUZUKI risa 禁無断転載



南 由香梨 さん -----------------------------------------------------------

作者コメント:
「色を塗っていくとどんどん派手になっていったので、バランスをとるのに苦労しました。」

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Copyright 2006 (C) MINAMI yukari 禁無断転載


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2006年10月07日

06前期 ILL-Webギャラリー 2年 3DCG「自由制作課題」 田中先生課題

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田中真一郎先生の2年3DCG授業の06年度前期の優秀作品です。
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【授業内容】
「3DCGの基礎」をテーマとした2年生の授業です。
この授業では、単に3DCGの基礎を習得を目的とするのではなく、静止画制作をすすめる中で「カタチの組成」や「光の所作」「材質感の所以」「カメラワーク」などについて考え、理解を深めていきます。ここで学ぶことが「見ること」の理解につながり、受講後のハンドドローイングへの基礎力としても役立っていきます。

【課題説明】
6回の授業中で、まったくゼロから習熟した3DCGソフト(Shade)を使い自由なテーマで制作した作品です。それぞれに創意を凝らし、手描きでは修得に時間を要するフォトリアルな作品にトライしています。カタチの要素を巧みに組み立てながら場面構成し、光を上手くコントロールしています。


【06年度前期優秀作品】(50音順)



岡田 奈央子 さん-----------------------------------------------------------

作者コメント:
「最初バラが歯に棒がささっている様な形にしかならなくて苦労しました。操作にちょっと慣れてきてからも変な所から花弁が突き出てしまったり、それを直したら別の所からまた出てきたりして大変でした。 思っていた以上にレンダリングに時間がかかってイライラしました。苦労してばかりだったけど楽しく作業できたと思います。」

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Copyright 2006 (C) OKADA naoko 禁無断転載




嶋田 十和子 さん-----------------------------------------------------------

作者コメント:
「スネアドラムを3DCGで制作するにあたって、本物よりも形を大分簡略化したり、部品を削除してしまいました。
作品制作で苦労したところは、ドラム部分のネジです。唯一、形を簡略化せず、自分の技術の出来うるかぎり本物を忠実に再現しようと努力した部分です。」

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Copyright 2006 (C) SHIMATA towako 禁無断転載





田中 志歩 さん------------------------------------------------------------

作者コメント:
「3Dソフトを使って“描く”という感覚がなかなか掴めず、手探りの状態で製作しました。
光源の位置を工夫して人気のない部屋の雰囲気を出してみたつもりです。」

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Copyright 2006 (C) TANAKA shiho 禁無断転載




中谷 友香 さん ------------------------------------------------------------

作者コメント:
「物語のワンシーンのような作品を目指しました。
所々で生まれているドラマに注目して楽しんで貰いたい作品です。
ロボット達には表情の変化が一切ありませんが、細かく身体をパーツ分けしたした甲斐あって、動きで感情を表せたと思います。
苦労した点は細かいパーツの制作ですが、中でも1番苦労したのは後方の巨大ロボットの手のポージングです。迫り来るような威圧感を出そうと、指の長さや角度など何回も試行錯誤して制作しました。」

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Copyright 2006 (C) NAKATANI yuka 禁無断転載




西野 麻里 さん ------------------------------------------------------------

作者コメント:
「観賞魚のひらひらしたひれが花みたいだなと思って作ってみました。
写真のようなリアルさでは無いけど違和感のない質感を目指しました。
モデリングよりも、鱗や模様を描くのが大変でした。平面的な作業の方が多かったです。」

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Copyright 2006 (C) NISHINO mari 禁無断転載




番原 ゆず子 さん -----------------------------------------------------------

作者コメント:
「作品のイメージは夕日の当たるカフェテラスです。全体の色味をオレンジにすることで表現しました。
苦労したのは 缶の飲口です。 実物をみて、微妙な丸さやヘコミがあったので それを再現するのに微調整を繰り返しました。」

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Copyright 2006 (C) BANBARA yuzuko 禁無断転載




ファーマン 力 くん --------------------------------------------------------

作者コメント:
「アピールポイントは、僕は回転体しか使いこなせなかったので、ほとんど回転体の組み合わせで形を作った事と、マッピングの絵を全部描いた事です。」

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Copyright 2006 (C) FUHRMANN riki 禁無断転載




藤井 恵利 さん -----------------------------------------------------------

作者コメント:
「夏の暑い日射しとペットボトルの冷たさを表現しました。ペットボトルは、プラスチックや水滴の質感をだすのに苦労して、とくに水滴は、冷たさを伝えるのに重要なものと考え、大きさや付き方が不自然に見えないように注意しました。
暑い日射しの中キンキンに冷えて美味しそうな飲み物を感じとってもらいたいです。」

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Copyright 2006 (C) FUJII eri 禁無断転載



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2006年10月05日

06ILL-Webギャラリー 2年 DTP基礎「CDジャケット&販促ポスター」  谷 卓司先生、田中真一郎先生

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谷 卓司先生、田中真一郎先生の2年DTP授業の06年度の優秀作品です。
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【授業内容】
2年生のDTP(Desk Top Publishing)を基軸に、グラフィックデザインの基礎を学んでいきます。
 3つの課題制作を通して、紙面レイアウト研究、フォント研究、Illusutrator、Photoshopなどのアプリケーションソフトの使いこなし、その他のビジュアル面での編集方法を学び、印刷工場見学を交えながら授業が進講されていきます。


【課題説明】
例年、最終課題として映画などのDVDジャケットデザインに取組んでいます。
今年はモーツァルト生誕250年。世界中で記念コンサート等の催しや、限定ディスクが発売され、モーツァルトイヤーとなっています。
 それにちなんで、この授業でもモーツァルトをテーマに取り上げることにしました。コンテンツとしての楽曲はクラスごとに指定し、いずれもミサ曲の「レクイエム」、「戴冠ミサ」、「グレイト」を題材に制作。商品としての「音楽CD」ジャケットデザインと、その販売促進のためのポスター(A2)を連動したカタチで展開しています。
 学生たちは、テーマ研究として映画「アマデウス」観賞会を行なったり、制作中の実習室はCDをフルボリュームで流していたり。普段なじみの薄いコンテンツでしたが、精力的に制作し、最後は44インチ大型プリンターでポスターを出力していました。
 ここにあげた優秀作品は、いずれもモーツァルトへの彼らの解釈や想いがそれぞれに込められています。また、ジャケットやディスクを3次元的にデザインしたページネーションの趣向、自ら描いたイラストレーションや写真を素材にした作品、販促ポスターの訴求戦略も包含された作品となっています。


【06年度優秀作品】(50音順)



金谷 貴子 さん---------------------------------------------------------

本人コメント:
「何気なく買っていた商品の中でもデザインは存在していて、改めてそのデザインをしてみると意外に難しかった。商品の価値を落とすようなものにしてはいけないし、だからといって一般的でつまらないものにしてはいけない。それを全部ふまえるのが難しかった。だけどその要素を多く入れて個性が出来た時はすごくうれしかった。」

ジャケットデザイン
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ポスターデザイン(クリック拡大)
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Copyright 2006 (C) KANATANI takako 禁無断転載




杉本 早紀 さん---------------------------------------------------------

本人コメント:
「派手にならないように厳格なイメージを表現しました。」

ジャケットデザイン
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ポスターデザイン、ディスクデザイン(クリック拡大)
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Copyright 2006 (C) SUGIMOTO saki 禁無断転載




鈴本 百合香 さん-------------------------------------------------------

本人コメント:
「誰もが手にとってみたくなるモーツァルトを、と思って制作しました。曲を聞きながら楽器の音を表現できたらと思いました。」

ポスターデザイン
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ジャケットデザイン(クリック拡大)
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Copyright 2006 (C) SUZUMOTO yukari 禁無断転載




西野 麻里 さん---------------------------------------------------------

本人コメント:
「モーツアルト生誕250周年ということと、Requiemは未完成曲であるということから、胎児をモチーフにしつつ、死を連想させるような作品を目指しました。シュールテイストを狙ってます。
目立たせたいものと、文字にはかなり気をつかったつもりです。 全てを別々に一点集中で作ったので、チグハグ感が否めないです・・・。」

ジャケットデザイン
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ディスクデザイン(クリック拡大)
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Copyright 2006 (C) NISHINO mari 禁無断転載




久井 麻子 さん---------------------------------------------------------

本人コメント:
「誰が見ても、作曲者や、曲の雰囲気がわかりやすいデザインを考えて作りました。」

ポスターデザイン
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ジャケットデザイン、ディスクデザイン(クリック拡大)
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平野 温子 さん---------------------------------------------------------

本人コメント:
「なるべく幅広いそうに手にとってもらうためにモーツァルトというイメージは前に出さず、戴冠ミサという曲のイメージを伝えることを中心にデザインしました。中のレーベルの冠は、CD=冠、それをデッキにいれて音楽を聞く=戴冠というイメージで戴冠式とかけてみました。
苦労したのはやっぱり画像や文字の位置や大きさ、フォントなどです。」

ポスターデザイン
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ジャケットデザイン、ディスクデザイン(クリック拡大)
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牧野 紗由利 さん-------------------------------------------------------

本人コメント:
「一番苦労したのは今のアイデアが出るのに時間がかかったことです。自分が納得できるアイデアを、最後まであきらめないで考えてよかった。」

ジャケットデザイン
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ジャケットデザイン内面(クリック拡大)
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吉本 七菜 さん---------------------------------------------------------

本人コメント:
「モーツァルトを聞いたことのないこどもたちが、聞くきっかけになるようにと思い、絵本調で統一しました。」

ジャケットデザイン
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ポスターデザイン(クリック拡大)
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Copyright 2006 (C) YOSIMOTO nana 禁無断転載

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(この他に、1名掲載を辞退した優秀作品がありました)

posted by 田中真一郎 at 00:22| Comment(0) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月12日

ILL-Webギャラリー 2年 3DCG「自由制作課題」/田中先生課題

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田中真一郎先生の2年3DCG授業の05年度後期の優秀作品です。
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【授業内容】
「3DCGの基礎」をテーマとした2年生の授業です。
自身が発想したカタチや空間を他者に正確に伝える能力は、ビジュアルクリエイターとしての基本スキルの一つです。この授業では、3DCGの基礎を習得しながら、静止画制作を行い、「カタチの組成」や「光の所作」「材質感の所以」などについて考え、理解を深めていきます。

【課題説明】
ここにあげた作品は半年間の演習授業で、まったくの基礎から習熟した3DCGソフト(Shade)を使い自由なテーマで制作した作品です。それぞれに創意を凝らし、手描きでは修得に時間を要するフォトリアルな作品にトライしています。カタチの要素を巧みに組み立てながら場面構成し、光を上手くコントロールしています。
(この他に、1名掲載を辞退した優秀作品がありました)


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【05年度後期優秀作品】

新井 祐樹くんの作品 (兵庫県宝塚東高校出身)

作者コメント:
今回私はせっかく3DCGなのだからと、自由にポーズが演出出来るモノをテーマに人の骨格を制作した。
頭部をどうするかが一番の問題だったが仮面を被せたことで解決、方向性も一気に決まった。
背景を省いたのはライティングだけで映画のワンシーンのように演出したかったから。
こだわったのは質感で苔とコンクリートのテクスチャを貼りつけて汚れ感やミリタリー色をだした。また傷痕などをつけたのも見てほしいポイントだ。

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Copyright 2006 (C)ARAI Yusuke 禁無断転載

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川瀬 智子さんの作品 (滋賀県長浜北高校出身)

作者コメント:
色とりどりの光を放つ街灯と、街灯が照らし出す西洋風な街並みを作りました。街灯の位置とアングル、光の加減が難しく最後まで微調整が大変でした。また床は石畳、空には星を加え、ファンタジックで可愛い感じの風景を目指しました。

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Copyright 2006 (C)KAWASE Tomoko 禁無断転載

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神原 誠くんの作品 (徳島県富岡西高校出身)

作者コメント:
3DCGを制作するにあたり自分の中の最大のテーマであったのが「写真との合成」「いかにCGらしさを排除するか」という二点でした。写真と合成する際に両者が不自然に浮き立たないように少しコントラストを高めています。また光源の位置にも気を配り不自然さを見せないように配慮しています。CGらしさを排除するためには、シェードでモデリング゛した後のPhotoshopでの加工も工夫しました。ぼかしでスピード感をだしたり、排気熱で機体後部の空気が歪んでいるところなど細かなところも作りこんでいるので、是非見てください。

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Copyright 2006 (C)KANBARA Makoto 禁無断転載

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芝 沙織さんの作品 (兵庫県有馬高等学校出身)

作者コメント:
最終課題を作るに当たって、とことんハマってしまった光源と水を使って綺麗な光が作りたい、マイキャラ(ナスビィ)を出したい。この2つで面白く作ろうと思いました。水泡の中に光源を入れて反射させると綺麗で、作っていて楽しかったです。そしてなにか笑えるネタがないかと考え、舞台を2つ作りました。ビー玉のような光加減とアホそうなナスビィの顔を見てほしいです。とにかく遊ばせてもらった感じの課題で楽しく作りました。

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Copyright 2006 (C)SHIBA Saori 禁無断転載

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須ヶ原 文さんの作品 (大阪府池田高校出身)

作者コメント:
SHADEのソフトを使ったのはこの授業が初めてで、三面図から立体を起こしていくというやり方に慣れるのに時間がかかりました。苦労したところは…いっぱいありますが、やっぱり一番は鍵盤の微妙な丸みや足の部分のパーツの組み方。細かい部分を作る作業は楽しい反面ドッと疲れてしまうので他の部分にあまり手をかけられなかったのが少し残念です。でも、少しでも3Dの感覚がつかめたコトは私にとってイイ経験になったと思います。

3DCG須ヶ原文.jpg
Copyright 2006 (C)SUGAWARA Aya 禁無断転載

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西尾 渉くんの作品 (岡山県吉備高校出身)

作者コメント:
バイクを自分の限界までリアルに作り込んでみました。苦労したのは、オイルタンクやシートの曲線作りです。立体はちょっとでもおかしな所があるとすぐ目立つので、普通に滑らかに見えるまでかなり苦労しました。
画像だとあまり見えませんが、エンジンとギアはかなり細かいところまで作ったので、その辺を見てほしいです。

3DCG西尾渉.jpg
Copyright 2006 (C)NISHIO Wataru 禁無断転載

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人見 悠介くんの作品 (京都府花園高校出身)

作者コメント:
手に取りながらできる物を制作したかったので身近にあるMOディスクを選び、より正確なフォルムに近づける事を念頭に作りました。MO本体が半透明なものを見本にしたので、内部のスペース等が見えていると思います。苦労した点は、その内部のスペースを作る事でした。USBメモリもいいですがMOのかっこいいフォルムを見てみてください。

3DCG人見悠介.jpg
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南 佳奈さんの作品 (京都府銅駝美術工芸高校出身)

作者コメント:
ショ-ウィンドウのディスプレイをイメージして制作しました。工夫した点、苦労した点は、質感です。うしろのカーテンやプレゼントの箱、リボン、それぞれの物の素材を意識して制作しました。カップのプレゼント箱の中に入っている紙に一番苦労したので、そこを見てもらいたいです。

3DCG南佳奈1.jpg
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宮本 晴香さんの作品 (岡山県高粱工業高校出身)

作者コメント:
本物をお手本に色々な形を組み合わせてペンダントを作りました。ちょっと安っぽい素材に見えるのが残念ですが、宝石の部分はうまくいったつもりです。全体ではジュエリーの宣伝ポスターを意識しています。

3DCG宮本晴香.jpg
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posted by 田中真一郎 at 13:57| Comment(0) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月30日

ILLーWebギャラリー 2年 DTP「DVDパッケージデザイン」/谷先生課題

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谷卓司先生の2年 DTP授業「DVDパッケージデザイン」の05年度後期の優秀作品です。
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【課題説明】

「DVDパッケージ」課題
DTP実習の最終課題。既存の映像作品を鑑賞し、それをDVDで出版する…ことを想定し、パッケージを制作する。

ジャケット(カバー)はもちろん、レーベルやブックレットなど…より立体的な構成が求められます。原則、市販のトールケースを用いますが、クリアケースを選んだ場合、「透明で透けて見える」特性をどう活かすか…も問われます。

※過去の「お題」は以下の通り。
◎2004年
前期:「Powers of Ten」(イームズ夫妻の不朽の名作)
後期:「ある街角の物語」(手塚治虫の実験アニメ)

◎2005年
前期:1組:「Mr.インクレディブル」(Pixer+Disneyの長編フルCGアニメ)

後期:今回掲載した作品です。
   2組:「夢のチョコレート工場」
      (映画「チャーリーとチョコレート工場」(2005)の原作。1971公開)
      「キートンの大学生」(コメディ俳優バスター・キートンの名作シリーズ)
   3組:「世にも不幸せな物語」
      (レモニー・スケット『世にも不幸なできごと』の映画化作品)
      「民族の祭典」(女性映画監督レニ・リーフェンシュタールの代表作)
   ※2組、3組はどちらかを選択。

【教材として使用したDVDについて】
 以下に明示したDVDおよび作品内で使用している写真等を、授業の過程における使用の範囲で使わせていただきました。著作権は各映像・製品の権利保持者に帰属します。

「夢のチョコレート工場」 販売元: ワーナー・ホーム・ビデオ ASIN: B00005QWS6
             発売日: 2001/11/23
             製作: デヴィッド・L.ウォルパー/スタン・マーガリーズ
             監督: メル・スチュアート
             原作・脚本: ロアルド・ダール

「キートンの大学生」   販売元: アイ・ヴィー・シー ASIN: B00005NJU6
             発売日: 2001/09/25
             監督・出演: バスター・キートン 監督: ジェイムス・W.ホーン

「世にも不幸せな物語」  販売元: 角川エンタテインメント ASIN: B0009YGWOK
             発売日: 2005/09/16
             製作: ウォルター・F.パークス/ローリー・マクドナルド
                ジム・ヴァン・ウィック
             監督: ブラッド・シルバーリング
             原作: レモニー・スニケット
             脚本: ロバート・ゴードン

「民族の祭典」      販売元: アイ・ヴィー・シー ASIN: B0000A02EU
             発売日: 2003/06/20
             製作総指揮・監督: レニ・リーフェンシュタール


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【05年度後期優秀作品】

神原誠くんの作品 (2組/徳島県富岡西高校出身)

作者のコメント:
「夢のチョコレート工場」という作品では世界に配られた5枚のチケットを見つけだす「幸運」がとてもキーポイントだと思い、そこを大きく強調しています。パッケージの表紙はほとんどの登場人物を出したために、少しうるさくなるかもしれないと心配でしたが、最終的になんとかまとまってくれたと思います。光源を明らかにし人物が照らされているように見せたことを工夫しています。あと、中を開けたときに金のチケットが見えて少しラッキーな気分になれるようにしたところも工夫しました。

神原 誠.jpg

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八木雪絵さんの作品 (2組/大阪府磯島高校出身)

作者のコメント:
私は作品を観て、ブラックなユーモア性に惹かれました。その雰囲気を出すために暗めの色調をベースにしました。お菓子を帽子から飛び出させたのは、ワンカのお菓子作りが手品師のような不思議さを感じたからです。これらをパソコンで表現できる自信がなかったので、カンバスにアクリルで描きスキャンしました。

八木雪絵.jpg

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日下部愛子さんの作品 (3組/大阪信愛女子学院高校出身)

作者のコメント:
頑張ったのは表紙の画像作りです。この物語に興味を持ってもらえるように登場人物を組み合わせた画像を作りました。時間はかかりましたが楽しみながらできました。フォント選びや文字の大きさ、特に文字色選びに気を使いました。おまけのハンドブックはあったら嬉しいだろうな、と思い、制作しました。前の課題でムックを作っていたので、結構要領良く制作できたと思います。

日下部愛子.jpg

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芝沙織さんの作品 (3組/兵庫県立有馬高校出身)

作者のコメント:
このDVDを選択した時に、役者さんに詳しくなかったため、調るところから入りました。その中で日本版に限らずパッケージ・広告のデザインがどれも似たような感じ(見どころのピックアップが)を前面に出したものだったので、私は語りとタイプライターが使われていることから、物語風映画という所に着目しました。古い洋書のような感じにしたくてマチエールを撮りだめしていた写真で作ったんですが、思いのほか綺麗に作れました。

ナ 沙織.jpg

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西尾渉くんの作品 (3組/岡山県吉備高校出身)

作者のコメント:
ナチスカラーをコンセプトに作りました。表は出来るだけ情報を省き、裏に詰め込みました。五輪は元はもう少し細いんですが、インパクトを出す為に太くしました。パッケージ内は網点分解した写真を使い、グラフィックデザイン的に処理したつもりです。

西尾 渉.jpg
posted by 永江弘之 at 11:54| Comment(0) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月22日

ILLーWebギャラリー 2年 WEBサイト作成/藤原先生課題

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藤原志保先生の2年WEBサイト(ホームページ)作成授業の05年度後期の優秀作品です。
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【課題説明】

『My Gallery』

各自の作品集が見られるWEBページの制作。
表紙はFireworksを使用してつくること。
ロールオーバーが使われていること。
作成ページ ・表紙 ・自己紹介 ・作品集 ・日記 ・リンク集(あるとなお良い)


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【05年度後期優秀作品】
(それぞれのサイトへリンクしています。クリックして、サイトへ訪問してご覧ください)


川口健一くんのサイト (京都府大谷高校出身)
http://www3.seian.ac.jp/〜secondad/

作者コメント:
制作時期のこともあり、冬、雪、雪原…と決まっていきました。季節毎に代えれるデザインというのもしてみたかったので無難に白く。細かなアイテムを変えれば白が雪原だったり砂浜だったり見えればいいと思います。まだ早いけどもうすぐ雪の隙間から蕗の薹が見えてくるはず。サイトデザインとしては “わかりやすく、見づらくないように” と考え、できるだけシンプルに纏めたつもりです。

藤原先生のコメント:手描きのよさがでています。

川口.jpg
Copyright 2006 (C)KAWAGUCHI Kenichi 禁無断転載

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片山夕希さんのサイト (滋賀県国際情報高校出身)
http://www3.seian.ac.jp/〜bastet-cat/


作者コメント:
テーマは『和』で、きつくない落ち着いた色を選んで製作していましたが、中のページの背景をつけたらメルヘンになっていったので路線変更しました。インデックスの女の子も最初は着物を着ていましたが、急きょアルプスの少女に。茶色を選んだのはどんな作品を掲載しても合うと思ったからです。見て欲しいところは、ギャラリーのjavaを使った別窓表示と、ページごとに違う背景。インデックスの猫にも気付いて欲しいです。

藤原先生のコメント:サイト全体のバランスが大変きれいです。

片山サイト.jpg
Copyright 2006 (C)KATAYAMA Yuki 禁無断転載

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神原誠くんのサイト (徳島県富岡西高校出身)
http://www3.seian.ac.jp/〜m-kanbara/

作者コメント:
私の制作したホームページのトップは風車をイメージしています。前期で使用したFlashを各ページのヘッドなど至る所に利用し、「動くところをクリックできる」ということを目指しました。徹底しきれてはいませんがトップページの風車のデザイン、各ページのヘッド、ギャラリーページのデザインは「風」をイメージして制作しました。

藤原先生のコメント:flash表紙・ギャラリーよくできまいます。

神原.jpg
Copyright 2006 (C)KANBARA Makoto 禁無断転載

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松岡奈緒美さんのサイト (岡山県弓削高校出身)
http://www3.seian.ac.jp/〜piyonse/

作者コメント:
楽しく作ることができたと思います。全体的に統一されたサイトを目指しました。何もかも初めてで、探り探りの作業ではありましたが、「楽しい」、「もっと見たい」と思ってもらえることを重視して作りました。ギャラリーを、もっと楽しんで見てもらえるようなページにしたかったのですが、まだ未完成です。これからもっと改善して、個人活動等に生かすことができたら、と思っています。

藤原先生のコメント:aboutのページが良いです。

松岡.jpg
Copyright 2006 (C) MATUOKA Naomi 禁無断転載

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この他に1名、掲載を辞退した優秀作品がありました。
posted by 永江弘之 at 21:23| Comment(0) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月21日

ILLーWebギャラリー 3年 版表現/大原先生課題

一昨日、合評週間が終わりました。
個性豊かな作品、苦労のあとがにじむ作品、ホッとなごむ作品、魅力に満ちた作品、実に多彩な作品群でした。

イラストレーションクラスでは、カリキュラムの流れを、
1年次:描写力の養成と表現の幅を広げるプログラム
2年次:専門的知識や技術の習熟とメディアへの展開プログラム
3年次:表現の多様性を探求し自分の志向性を深めるプログラム
4年次:創造性を追求し自分の表現方法を構築するプログラム
と位置づけ、課題を設定しています。

課題作品は、その制作を通して身につけるべき表現技法や専門知識を高め、
多彩なものの見方や考え方、豊かな発想力を拓いていくというものです。
自主制作作品と違い、いろいろな条件や規制をともないます。

これは、クライアントとイラストレーターとの関係に近いモノがあります。
課題の条件や規制を、「新たな自分を発揮する」ための前向きな挑戦の場として制作に取り組んだ作品は、
とても味わい深い、想いが伝わる作品になります。
見る人を幸せにする作品、驚かせる作品、笑いを誘う作品、優しい気持ちにさせる作品、
いろいろな作品を紹介します。お楽しみください。

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第1回は、大原先生推薦の「版表現」の優秀作品です。


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大原雄寛先生の3年版表現授業の05年度後期の優秀作品です。
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【 課題説明 】
1つの原画(イメージ)をシルクスクリーンとプリンタ出力の2つの技法で表現する。
シルクスクリーンは、モノクローム、1色だけで表現する。
対して、プリンタ出力は、原画をデジタル化(スキャン)したのもを、大型プリンタでB1サイズに出力する。
その際、原画にドローイングを施したり、PhotoshopやIllustratorを使ってデジタルイメージングを施して、ミクストメディアの表現を楽しむ。
シルクスクリーンとB1サイズのプリンタ出力作品の並べた時、版表現の多彩な広がりが見えてくる。
近年、版画の世界でも、元データを版と位置づけたプリンタ出力の作品が増えています。

ここでは、B1作品を紹介します。


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【05年度後期優秀作品】

桐野悠子さんの作品 (大阪府金光八尾高校出身)

作者コメント:
「これが日本の食卓だ」をテーマに表現しました。家族全員が揃って食卓を囲む機会が少なくなった昨今を憂い、その大切さ、ありがたさを日本の国旗「日の丸」に掛けて問いました。ちゃぶ台の丸みには必然性さえ感じます。

14桐野悠子.jpg
Copyright 2006 (C) KIRINO Yuko 禁無断転載

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玉置敬子さんの作品 (和歌山県田辺高校出身)

作者コメント:
たくさんの人を並べたらおもしろいかもしれない、という思い付きで制作しました。ファッション雑誌を見ながらですが服装や色など考えるのがおもしろく、楽しく制作できたうえに、見てくださった人達がどれが好きかと、選ぶ楽しさが生まれる作品となったようで、私としても本当に嬉しいです。

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(クリックすると大きく表示されます)
26玉置敬子(大).jpg
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辻浦智義くんの作品 (京都府成安高校出身)

作者コメント:
コンセプトは 花 。蝶の育つ過程と花との照らし合わせで 卵が種 幼虫が葉 さなぎがつぼみ 蝶が花 です。

28辻浦智義3.jpg
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速水智世さんの作品 (滋賀県長浜北高校出身)

作者コメント:
今回の版表現は、とにかく自分が好きなものを描きたいと思って作りました。自分が思いつくままに、あふれ出たイメージを流れに乗せて鉛筆でガリガリ描いています。鉛筆にしたのは、ペンで描くと線の勢いが無くなってしまうから。その勢いを生かしたくて、原画をそのまま使っています。背景のテクスチャーにもこだわりました。そんな所を見てほしいです。

36速水智世.jpg
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posted by 永江弘之 at 02:34| Comment(1) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする