今日は、私の「画材入門」の授業を2コマ紹介しようと思う。とは言っても、私は全然活躍していない。授業の主役は、その道のプロの方たちである。
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5月19日(木)2限、「作品の魅力を引き出す額装」について特別講義をしていただいた。講師は、ダイエー堅田店の中に専門店を構える画材店「風の門」の店長、江城寿子(えしろひさこ)さん。江城さんはフレーマーの資格をお持ちで、一般の方からの額の相談から、プロの絵描きさんのオーダー額の制作まで、幅広いニーズに応じておられる。そして、もちろん画材にもお詳しい。成安造形大学の学生は、学内の画材店「リブレ」同様、大変お世話になっている。教員もお世話になっている。私や田中先生、宝永先生の額は、ほとんど江城さんの手によるモノである。(イラストレーションクラスの教員のサイトは、左側の欄にリンクがあります。)
授業では、フレームによって絵のイメージがどれほど変わるかを、私の作品や履修している学生の作品を使って、何パターンも示していただいた。受講生に書いてもらった感想からは、フレームを変えるだけで、絵の表情が一変するのを目の当たりにして、作品の見せ方、額装の重要性に気づき、目から鱗という様子が見て取れる。とても刺激になったようだ。
「この額にするとこんなふうに変わりますね。」

右端に見えるのが額の見本:モールディング(棹材)

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5月24日(火)には、貸切バスで東大阪市にある(株)ホルベイン工業の枚岡工場の見学に行った。大学からは約1時間40分ほど。ちょっとした遠足気分の小旅行だ。枚岡工場では主に水系の絵具を生産している。油絵具の生産は、奈良の工場に移されている。枚岡工場には研究室もあり、絵具の開発や研究、品質の管理などを行っている。
技術部の荒木豊さんに、絵具づくりの歴史などについてお話を聞いたあと、7名ずつ3班に分かれて、社員の方に工場内や研究室を案内していただいた。分かりやすくていねいに説明していただいた。
見学が終わってからも、虫から絵具の色素をとる話や、現物を見せていただくなど、学生と荒木さんとの話が盛り上がっていた。このあと行く人は、いろいろ質問を用意しておくと面白いお話がたくさん聞けそうですよ。
絵具製造の機械です。

研究室にて

こんな所に異星人の宇宙服が・・・

荒木さんとの会話に夢中

江城さま、荒木さま、ホルベイン工業の皆さま、本当にお世話になりました。プロの方と直接お話しできるのは、学生にとって、最も刺激的なことの一つです。今後ともよろしくお願いいたします。