2006年10月28日

第13回 宝永たかこ絵画展 The prophet of a wind <風の預言者>

宝永たかこ先生(3年マチエール技法&装丁の授業担当)の個展です。

失われた記憶の収集家.jpg
「失われた記憶の収集家」20P mixed media

会期: 2006年10月26日(木)〜11月1日(水)
    10:00 〜 20:00 (最終日は16:30まで)

会場: 池袋 東武 6F 1番地 美術画廊
    〒171-8512 東京都豊島区西池袋1-1-25
    TEL: 03-3981-2211(代表)

ギャラリー詳細(地図など)
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梅田美代子 銅版画−otukimi-展

梅田美代子先生(3年銅版画授業担当)の個展です。

三日月のいえ.jpg
三日月のいえ

会期: 2006年10月24日(火)〜11月5日(日)
    12:00 〜 19:00 (月曜休廊/最終日18:00まで)

会場: ギャラリー恵風(KEI-FU)
    〒606-8392 京都市左京区丸太町通東大路東入る一筋目角(野村ビル2階)
    TEL:  075-771-1011

アクセス: 市バス「熊野神社」下車東へすぐ。京阪丸太町駅より徒歩5分。
      京都市美術館より徒歩7分。

ギャラリー詳細
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2006年10月27日

06前期 ILL-Webギャラリー 2年生 空間表現+人物描写 /      永江弘之先生、田中真一郎先生

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永江弘之先生、田中真一郎先生の2年生 空間表現+人物描写授業の
06年度前期の優秀作品です。
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【授業内容】
「人物のいる、光と奥行きがある空間」を表現するために、予備作品を試作したあと、それらの技法を使ったイラストレーション作品を制作します。毎回前半で人体クロッキーを、後半で空間表現を習得していきます。


【課題説明】
透視図法などの線遠近法や色彩遠近法を使い、「光と奥行感のある空間」をB1サイズ(1030mmX728mm)に表現。
場の光線状況、陰影、投影に留意し空間表現の一助とすること。また、ヒューマンスケールを活用しながら、作品には人物を3人以上登場させること。シーン設定などは自由に発想すること。



【06年度優秀作品】(50音順)



江本 さん ------------------------------------------------------------

本人コメント:
「真夏の夜は昼間とは一変して、闇の中に怪しさを感じる。」

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Copyright 2006 (C) EMOTO 禁無断転載
(氏名は本人の希望で姓のみで記載しています)



公森 倫太郎くん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「透視図法の課題だったのですが、アングルのせいもあって、変にパースをつけすぎて思った通りになりませんでした。また一部分ばかり集中して描いてしまったので描いてないところが浮いてきてしまったので、次回からはいつ終わっても見れる作品を作りたいです。
今回はパースの取り方、アングル、作業工程の面で勉強になりました。」

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Copyright 2006 (C) KOUMORI rintarou 禁無断転載




小林 真由美 さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「この作品は、2点透視の技法を使って描きました。電車の中を舞台に、現代版の怖い童話といったイメージで描いています。
電車の中の描写は、毎日通学しているのに、描けるようになるのには時間がかかりました。子供の純粋な感じとドロドロした雰囲気が出ていればなぁと思っています。」

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Copyright 2006 (C) KOBAYASHI mayumi 禁無断転載




島田 真寿美 さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「3人の人物の、それぞれに対するそれぞれの心の距離が観る人に伝わる作品を目指しました。色や塗りに変化をつけて、同じ枠の中でも違う表現が出来ないかと模索しながら描きました。」

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Copyright 2006 (C) SHIMADA masumi 禁無断転載




白瀬 綾子 さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「見ている人が、爽やかでいい気分になってくれたらと思って描いていました。絵にストーリーがあり、それも感じてくれたら幸いです。普段、風景画が好きでよく描きに行くのですが緑の草や木の表現をなるべく嘘くさくならない様に気をくばりました。」

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Copyright 2006 (C) SHIRASE ayako 禁無断転載




杉本 あゆみ さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「この作品はお祭りが終わりが近づき、人が少なくなった時の店のあかりの雰囲気や空気感を表現しました。あかりの溶け込み方と手前の女の子のキャラクターに負けない周囲の描き込みを工夫しました。」

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Copyright 2006 (C) SUGIMOTO ayumi 禁無断転載




林 幹広 くん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「世界観を描くということに重点を置いて描きました。落ち着いた色合いで背景を作って、キャラクターはこの世界で不自然でないデザインを目指しました。背景のアスパラがお気に入りで、苦労したのが人物でなかなかうまくいきませんでしたが、空間を描くことがなんとなく分かって勉強になりました。次の作品にいかしていこうと思います。」

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Copyright 2006 (C) HAYASHI mikihiro 禁無断転載




平野 温子 さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「こんなおおきな絵を描いたことがなくて最初少し戸惑いました。でも楽しんで描けたと思います。はずかしながらまだ未完成ではあるんですが、描きたい世界観は描けました。また出来れば描いていきたいです。」

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Copyright 2006 (C) HIRANO atsuko 禁無断転載




藤森 洋介 さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「二点透視は好きな技法だったので最初から最後まで楽しんで描けました。苦労したところは雲海から浮かび上がる飛行船です。始めは沈んでいるようにしかならなかったのでたいへんでした。」

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Copyright 2006 (C) FUJIMORI yousuke 禁無断転載




山本 真希 さん -----------------------------------------------------------

本人コメント:
「沈んだ空の美しさ。花が咲き乱れる大地のうえで限りある命がそれぞれ生きているのだろうなぁ。そんな切なさや美しさやありがたさを忘れずにいたいです。」

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Copyright 2006 (C) YAMAMOTO maki 禁無断転載

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2006年10月24日

06前期 ILL-Webギャラリー 3年生 色彩描画/岸田 保 先生

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岸田 保 先生の3年生 色彩授業の06年度前期の優秀作品です。
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【授業の主旨】
3年生のこの授業では色彩感覚を養うための実践的なトレーニングをします。
机上で色彩理論を学ぶのではなく、実際にアクリル絵具を混ぜ、紙に塗ることでリアルな色彩感覚を養い、作品に応用する方法を学びます。
この授業は下記の4つの課題で構成されています。

「明度調和(明度合わせ)」課題
色の3要素(色相・明度・彩度)のうち明度を統一することにより、彩度の輝きを得る方法を学びます。

「透過混色技法(塗り重ね)」課題
パレットで絵具を混色すると顔料レベルで色が均質化されるため画面に塗ったときに均質な色になりますが、この課題では透明色を画面で塗り重ねることでムラのある混色を作り、均質な混色にはない複雑な色の表現を学びます。

「補色混色技法」課題
色相環のちょうど対極にある色(補色)同士を混色するとニュートラルグレイ(無彩色)になり、対極付近の色同士の混色では彩度が低い(色味が残った)グレイになります。
この課題では補色と補色に近い色同士を混色することによって、様々な美しいグレイを作る方法を学びます。

「自由制作」課題
上記3つの課題を応用して、自由に作品を制作します。
画材はアクリル絵具で用紙サイズはB3以上です。





【06年度優秀作品】 (50音順)
下に掲載するのはいずれも「自由制作」課題で制作されたものです。氏名の後に使われた技法名を記します。授業で習得した技法のうち、いずれを使用するかは各自で選択するのですが、今回は偶然4点とも「透過混色技法」が使われています。



飯田 遊子 さん 「透過混色技法」----------------------------------------------

本人コメント:
「少女がミサイルを網で掬っている図。ミサイルの形が魚に似てると思って。
全体的に淡い感じなのは失敗が怖かったので絵の具を薄く薄く何回も塗り重ねたからです。結局なんだかいい感じの色に落ち着いたのでよかったです。」

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Copyright 2006 (C) IIDA yuko 禁無断転載




上原 まなつ さん 「透過混色技法」-------------------------------------------

本人コメント:
「雨降りの絵なので全体的に暗くならないように気をつけました。上を暗くして下を明るくして足元が光っているように描きました。家の影が地面にぼんやり写っているところを描くのが難しかったです。塗り重ねは単色では出せない色を重ねることによって、自分が好きだなと思える色が出せたり発見できたことが嬉しかったし、描いていてとても楽しかったです。」

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Copyright 2006 (C) UEHARA manatsu 禁無断転載




神原 誠 くん 「透過混色技法」-----------------------------------------------

本人コメント:
「塗り重ねる上で彩度を落としたい部分は多くの色を塗り重ね、彩度の高い部分は少なめの色で塗り重ねてメリハリをつけました。あとなるべく機械(金属)らしさを出すために、下書きを綿密にしたり、マスキングテープなどで直線を多用したりして、暖かい空間でありつつも機械らしい質感を損なわないように注意しました。」

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Copyright 2006 (C) KANBARA makoto 禁無断転載




番原 ゆず子 さん 「透過混色技法」------------------------------------------

本人コメント:
「この作品は、
        なにもない宇宙空間で
               女のひとが
                  地球の風景に思いをはせる
                                というイメージです。
冷たいビルに女がおもいえがくいろんな命のイメージがあふれだしています。
命のイメージは暖かい色みをつけています。」

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Copyright 2006 (C) BANBARA yuzuko 禁無断転載


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posted by 田中真一郎 at 23:27| Comment(2) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月20日

2006京都画材まつり 〜ILL.クラス4年生出品〜

『2006京都画材まつり』の「芸術系学校・大学の展示」ブースに、成安造形大学イラストレーションクラス4年生が出品します。オリジナルポストカードや版画などの販売もいたします。

出品者: 原公香  古久保麻由  繁田真見  森田存
     田村園  土井喜久香  三好美佐紀

京都画材まつりでは、たくさんの画材や紙の会社が出展して、豊富な画材に触れることができたり、サンプルをもらえたりします。 そのほか、アートフリマや画材ワークショップ(これは完全予約制だそうです)など、「楽しく遊べて、学べる」イベントです。

2006京都画材まつり.jpg

日時: 2006年10月21日(土)・22日(日)
    21日(土)は、12:00 〜 17:00 22日(日)は、9:30 〜 16:30
    22日(日)は時代祭なので、周辺は交通規制。駐車場は使えないと思います。

会場: 京都勧業館 みやこめっせ 1F 第二展示場 C・Dフロアー
    〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 (岡崎公園内)
    TEL: 075-762-2630

入場料: 無料 ★抽選で画材賞品が当たる!
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2006年10月18日

06前期 ILL-Webギャラリー 2年生シルクスクリーン/ 田村 愛 先生

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田村 愛 先生の2年生 シルクスクリーン授業の06年度前期の優秀作品です。
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【授業内容】(シラバスより)
多種多様な手法が用いられるようになって来たイラストレーションの世界で、ドローイングやデジタル出力とはまた違った風合いを持つ、シルクスクリーンを使った表現方法を学ぶ。実際に製版・印刷を行なうことで、印刷や版の仕組みを理解し、技術を身に付け、より幅広い表現方法を習得してくれることを望む。また、シルクスクリーンは表現方法であるとともに、印刷技法でもあるので、自身の描いたイラストレーションを版表現で展開することはもちろん、写真などを使って4色プロセスカラー印刷の原理も学習し、自分の表現方法と、シルクスクリーンの特性を活かしより深い表現方法を追求していく。

【課題名】
『動く(うごく)』

【課題主旨】
「何を」「どのように」「どんな」動きを表現するのか、動きとは何か。「シルクスクリーン」という静止した平面表現で、どんな描き方・構図のとりかた、見せ方をすれば「動かす」ことができるのかを考える。
また、「シルクスクリーン」という特性を最大限に活かし「シルクスクリーン」ならではという自分なりの使い方をすること。



【06年度優秀作品】(50音順)


嶋田 十和子 さん -----------------------------------------------------------

本人コメント:
「動く」という単語から私はまず「人間」を連想しました。しかし、ただ動く事なら「人間」だけでなく「機械」でもできます。では「人間」が動く原動力は何かと考えたとき、原動力の一つとして「感情」があげられるのではないかと考えました。そこから、無機質なモノに感情を持たせる事を思いつき、「都会のビル達の恋愛」を楽しく想像しながらこの作品を作りました。
色は情熱の国メキシコ、ブラジルを意識しました。
肝心のビルの恋愛の表現が物足りなく、もっと激しく表現したほうがよかったと感じます。

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Copyright 2006 (C) SHIMATA towako  禁無断転載



立岡 真梨 さん -----------------------------------------------------------

本人コメント:
「『発想がコロコロと変わる子どもの頭の中と表情の動き』を絵本として作成しました。シルクスクリーンの特徴を活かすために、子どもの体は全ページ同じ版で刷り、表情だけをそれぞれ変えています。
中綴じの本にするのが思った以上に手間がかかり大変でしたが、うまく刷れたときはとても気持ちが良かったので、今度はもっとゆっくり時間をかけて刷りたいです。」

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(うえの画像は絵本のうちの1ページです。)
Copyright 2006 (C) TATEOKA mari  禁無断転載



増田 葵 さん -----------------------------------------------------------

本人コメント:
「『町が動く、時代が動く』をコンセプトにしました。作品自体が一種の記録文献のようなものに見えても面白いかなと思い、新旧を紙の色の違いでも表してみました。情報量が多いのであえて2色にし、自分なりにこだわった色を使ったつもりです。途中悩みすぎて自暴自棄になったり体力的にもかなり疲弊する作業でしたが、それだけに自信の持てる作品づくりが出来たと思います。」

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(上の画像は作品の部分)
Copyright 2006 (C) MASUDA aoi 禁無断転載



吉本 七菜 さん -----------------------------------------------------------

本人コメント:
「制作にあたり、絵の具ではなくシルクスクリーンで描く意味は何か、とても悩みました。グラデーションの面がきれいに出ることが、その答えのひとつかなと思います。他の画材と一緒に使ったほうがシルクの良さが出るのではと思い、ボールペンとパステルを使用しました。」

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Copyright 2006 (C) YOSIMOTO nana 禁無断転載



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posted by 田中真一郎 at 21:51| Comment(0) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

06前期 ILL-Webギャラリー 1年生描写/井上よう子先生

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井上よう子先生の1年生描写授業の06年度前期の優秀作品です。
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【授業内容】(シラバスより)
主にモノクロームによる描画(ドローイングやデッサン、素描)の課題制作を行ないます。造形的な絵画表現に必要な、
1観察力、独自な視点
2感性(対象から実感、感動を見いだす力)
3構成力や構図、形、光と影、質感、立体感・量感、空間、動静などを表現する技能(描写力)
を、総合的に学ぶために、自然や人工の対象物および人物を対象に作品を制作します。自分が感じた実感や感動を平面表現する力を磨き高めましょう。また、いろいろな画材や描画法を試行します。


【鉛筆デッサン】=======================================================
<立体感・様々な質感を表現する> 〜人物の顔・目(鏡持参で自画像)


江藤 杏子さん(自画像) --------------------------------------------------

本人コメント:
「肌の立体感や質感をハッチングで出したかった。細かな凹凸も見逃さないように心がけながらも、顔と首の光の流れを繋げられるよう全体を見ながら描きすすめるようにした。」
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Copyright 2006 (C) ETOU kyoko  禁無断転載



多村 麻央(自画像) ------------------------------------------------------

本人コメント:
「下から見た感じを出すのを頑張りました。」
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Copyright 2006 (C) TAMURA mao  禁無断転載



松岡 美緒(目) ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「眼全体の丸みと睫の表現に四苦八苦しましたが、時間をかけて描けたのでとても楽しかったです。」
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Copyright 2006 (C) MATSUOKA mio  禁無断転載





【ペン画】=============================================================
<感性を表現する> 〜ハッチング・点描など、ペン画の技法を学び、自分の描きたいモチーフを魅力的に細密描写


出口 健くん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「描いたのは、忌野清志郎さんです。スーツのヒョウ柄の部分と髪の毛を、楽しんで描いた覚えがあります。スーツの生地の感じが、表現できるように頑張りました。表現できている部分は、できていると思います。」
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Copyright 2006 (C) DEGUCHI takeshi  禁無断転載



山本 菜月さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「点や線のハッチングだけでどこまで描きたいように描けるか大変だった。普段と違う描き方でも、現実にありそうな風景を目指しました。」
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Copyright 2006 (C) YAMAMOTO natsuki  禁無断転載





【人物画】=============================================================
〜コスチュームモデルを、鉛筆・木炭・絵の具か墨汁 などから選択しモノクロデッサン

江藤 杏子さん ----------------------------------------------------------

本人コメント:
「最初に中心線を引かなかったので、ズレを修正しながらの作業だった。人物デッサンをするのは初めてで、描きすすめ方も手探りの状態だったが、形だけじゃなく、その人らしさも描いていけたらと思う。」
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Copyright 2006 (C) ETOU kyoko  禁無断転載


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posted by 田中真一郎 at 13:20| Comment(0) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

古屋誠一(写真家)公開レクチャー 受講者受付中

成安造形大学 芸術文化交流センター 公開講座2006
古屋誠一 公開レクチャー
ヨーロッパから見た日本の現代写真
の受講者を受付中です。

Izu1978.jpg 妻を撮り続けた7年間。
 写真家、編集者、キュレーターとして、
 写真というメディアで伝えようとしていること。

Izu 1978 (c)Seiichi Furuya

プロフィール等の詳細はこちら

日時: 2006年10月19日(木) 18:00 〜 20:00

会場: 成安造形大学 本部棟3Fホール
    200名(要申込み/あと30名くらいはいけそうだそうです)

受講料: 無料

お申し込み先: 成安造形大学 芸術文化交流センター
        ※電話でのお申し込みは受付しておりません。

   FAX・はがき・E-mailにて下記の情報を記入の上お申込み下さい。
   1.講座名 2.氏名 3.性別 4.年齢 5.電話番号 6.郵便番号 7.住所
   8.職業 9.メールアドレス 10.講座は何でお知りになりましたか。

  FAX:  077-574-3595
  はがき: 〒520-0248 大津市仰木の里東4-3-1
  E-mail: geibun@seian.ac.jp

お問い合わせTEL: 077-574-2118 (芸術文化交流センター直通)
         ( 受付時間 平日 9:00 〜 17:00 )
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2006年10月17日

06前期 ILL-Webギャラリー 2年生FLASH制作/まつむらまきお先生

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まつむらまきお先生の2年生 FLASH制作授業の06年度前期の優秀作品です。
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【授業内容】
Webで多く使われる動画・プログラム技術「FLASH」によるマルチメディア実習です。イラストレーションのフィールドは従来の紙媒体だけでなく、ゲーム、携帯、ネットなど幅広く広がっています。イラストレーション・アニメーションの技術を踏まえ、デジタルならではの「インタラクティブ性」を活かしたコンテンツ作りを試みます。
コンピュータ技術を取得することとともに、「動き」「操作性」という要素を経験することでイラストレーションに必要とされる確固たる生命観や世界観、演出という概念にまで視野を広げることも目的として設定しています。

【課題主旨】
前半の課題では「アニメーション・グリーティングカード」をテーマにショートアニメーション制作を行い、FLASHの操作と概念を体験しました。後半はインタラクティブコンテンツ(マウスクリックで操作、物語進行する作品)として「部屋の中のものをクリックするとなにかが起きる」部屋タイプと「質問に答えると物語が分岐してゆく」物語タイプの2種類の作り方を学び、各自キャラクターを主体としたデジタル絵本、ゲーム的な作品を制作しました。
絵、技術、演出と総合的な完成度を基準に選出しましたが、ここで選んだ作品以外でも魅力的な作品が数多くありました。
(まつむらまきお)
※作品は動画ですが、現在、静止画のみでの紹介となります

【06年度優秀作品】(作者50音順)

岡田奈央子「ワケあり物件」 ----------------------------------------------------------
okada.jpg
内容紹介:キャラクターのほのぼのとした日常的な暮らしを描いた作品。家族の関係など、世界観を感じさせてくれます。
Copyright 2006 (C) naoko okada 禁無断転載

作者コメント
何か起こりそうなのにいざ触ってみると何も起こらなかったのでは虚しいので、見えているものを触ったら何かしら起きるようにしました。ごそごそしている野菜がありえない動きばかりして大変でした。ソフトを使いこなせたとはいえないけど楽しく作業できました。



鈴本 百合香「奴ガ来タ。」 ----------------------------------------------------------
suzumoto.jpg
内容紹介:謎のエイリアンがJR湖西線を占領?シンプルなキャラクターと写真の組み合わせが効果的な作品。
Copyright 2006 (C) yurika suzumoto 禁無断転載

作者コメント
全部を手で描ききってしまうのではなく他の効果も取り入れみたかったので背景に写真を使ってみました。キャラクターがシンプルだったので背景を写真にしたことでキャラクターが活きたと思います。キャラクターの気持ちを場面ごとに考えながら作ってみました。


中谷友香「Doll of Demonic possession(悪魔憑きの人形)」 ----------------------------------------------------------
nakatani.jpg
内容紹介:旅人が迷い込んだ洋館には美しいメイドが一人…… ムードたっぷりの演出がなされたホラーアドベンチャー
Copyright 2006 (C) yuka nakatani 禁無断転載

作者コメント
・作品のねらい
雰囲気はホラーです。ゲーム要素のある作品を目指しました。Flashであちこち弄くっている内に、舞台である屋敷の謎や恐ろしさが少しずつ解ってくる、という風に作りました。
プレイしてもらった皆さんにちょっとでも怖がって貰えたら満足です。

・工夫した点
自分の出来る範囲のFlashの技術で作りました。
もう時間勝負だったと思います。
本のページをペラペラとめくるアニメが結構苦労しました。

・つくってみた感想
やりたい事は全部やりました。高校の時にもFlashをやりましたが、その時はモーショントゥイーンしか教えともらえなかったので、今回の授業ではたくさんの事を知れて良かったです。


久井 麻子「Kage Kiri」 ----------------------------------------------------------
hisai.jpg
内容紹介:異世界をめぐる絵本的作品。光で表現するCGを影絵的表現と結びつけ、独特の異世界を構築。
Copyright 2006 (C) asako hisai 禁無断転載


作者コメント
外国の影絵や切り絵をイメージして制作したものです。
原色と黒の配色と、単純な絵柄で統一することによって
シンプルで見やすい作品になるよう考えました。


ファーマン力「散らかし赤ちゃん お片づけゲーム」 ----------------------------------------------------------
faman.jpg
内容紹介:赤ちゃんが散らかした部屋を片づけていくゲーム。片づけていく時のアニメーションがそれぞれ活き活きと描かれている。
Copyright 2006 (C) riki fuhrmann 禁無断転載


作者コメント
ねらい
赤ちゃんが散らかしまくった部屋を、片付けるゲームです。
とりあえず、僕はRPGゲームとかで扉やアイテムなどを押してみて、無反応だったりするとすごいがっかりした経験がありました。
だから「部屋の中で、押して反応しないものはない」というテーマでがんばりました。
工夫した点
とにかくアニメーションの動きをがんばりました。あと音も全部がんばって集めてきました。
作ってみた感想
やっぱり、アニメーションを作るのにも、背景の遠近法やゆがみに合った動きじゃないと変になるのが、大変でした。
これからもまたフラッシュアニメ作っていきていですけど、もう忘れてそうなので頑張ります。



増田葵「街のぞき」 ----------------------------------------------------------
masuda.jpg
内容紹介:すこし懐かしい感じのする街角。部屋を覗いたり、路地裏に入ったりと、街を探索するコンテンツ。
Copyright 2006 (C) aoi masuda 禁無断転載

作者コメント
ありそうでなさそうな一つの街角を、のぞき見るような感覚でと思い製作しました。家並には愛着を持って描いたつもりなので、そこは見て頂きたいです。作ってみると『あれもこれも』と要素を追加したくなってなかなかまとまらず、またflashの扱いに慣れるのにも時間がかかって苦労しましたが、それ以上に自分の絵を動かすというのは魅力的で楽しい作業でした。」

三森 久美子「まっくら押し入れ」 ----------------------------------------------------------
mimori.jpg
内容紹介:押し入れの中の一人の少女。暗闇をまさぐり、押し入れの中から脱出を試みるゲーム仕立ての作品

Copyright 2006 (C) kumiko mimori 禁無断転載

作者コメント
この後にまだ物語りがあって続くように見えるようにしました。狭くて暗い場所は怖いけど落ち着くと私は感じるので、そういった雰囲気を目指しました。
ねずみが動いて場面が移動するところは、ねずみの動きと場面の切り替わるタイミングがなかなか合わなくて苦労しました。

posted by まつむらまきお at 17:47| Comment(0) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

06前期 ILL-Webギャラリー 2年生細密描写/今森洋輔先生

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今森洋輔先生の2年生 細密描写授業の06年度前期の優秀作品です。
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【授業内容】(シラバスより)
色彩という造形要素をより深く掘り下げ、科学性と正確さに基づいて、すなわち "よく知り、よく見る" という博物学の基本に従い、主に自然物を対象に細密画に取組みます。また、自然と親しむためにフィールドワーク(春の里山、夏の雑木林)を行ないました。

【課題主旨】
標本などの実物をルーペなども併用しながら子細に観察し、生き物のカタチや色の美しさを発見。細密画として表現する。


【06年度優秀作品】(50音順:氏名の後はモチーフ名)


安東 美沙 さん 「モンシロチョウ」------------------------------------------

本人コメント:
「羽の微妙な白色をだすのに苦労しました。
両方の羽を描ければよかったなと思いました。」

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Copyright 2006 (C) ANDOU misa  禁無断転載




勝島 美耶 さん 「モルフォチョウ」 ----------------------------------------

本人コメント:
「モルフォチョウは角度により全く視え方が違い、そのほんの一瞬の輝きを収めたいという想いで描きました。
生きている様に魅せる事、標本を観るだけでは知り得ない事をどれだけ昇華できるかが、苦労をしたところです。
体の腹の部分が欠けていたので、図鑑を参考にして想像で描いています。
モルフォチョウの美しさが伝われば幸いです。」

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Copyright 2006 (C) KATSUSIMA miya 禁無断転載




白瀬 綾子 さん 「タマムシ」------------------------------------------------

本人コメント:
「ヤマトタマムシの、メタリックな輝きと綺麗な色のグラデーションを出すのに苦労しましたが、楽しく描けました。虫って、とっても面白いですね。」

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Copyright 2006 (C) SHIRASE ayako 禁無断転載





中川 恵 さん 「アゲハチョウ」----------------------------------------------

本人コメント:
「全体的に薄塗りで色を重ねていったので濃い部分の色を出すのに苦労しました。体毛の質感を出すのには一番苦労しましたが、一番気に入っているところでもあります。」

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Copyright 2006 (C) NAKAGAWA megumi 禁無断転載




廣瀬 加奈絵 さん 「カブトムシ」--------------------------------------------

本人コメント:
「苦労したところは、細かい部分まで描くのに根気がいりました。特に足の爪の部分の鋭さを描くのが難しかったです。あと、最初から濃く描くのではなく、薄く何度も何度も重ねて塗っていかなくてはいけなかったので、なかなか思い通りの色が出せず苦労しました。でもこの作品を完成させたことによって、観察力や根気などこれからの作品に活かせるものが得られた思うので良かったです。」

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posted by 田中真一郎 at 21:32| Comment(0) | 学生優秀作品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする